コラム
column
せぼねの おはなし。
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2011.11.23
☆せぼねの おはなし☆
背骨の始まりは頬骨の高さ、頭蓋骨の下の頚椎から始まります。
★頚椎は7つあって、1番下の骨は首の後ろ側から触ることができます。
ここは風邪を引く時固くなる「大椎」というツボがあります。
頚椎は前に湾曲しています。大きく自由に動ける部分です。
★その下には胸椎が12本あり、肋骨がついています。
胸椎は間が詰まっていて肋骨もあるため動きは制限されますが、横とねじりの動きはできます。下に行くほど大きく動ける骨です。
胸椎は後ろに湾曲しています。
★その下、腰椎はウエスト周辺で、5本連なっており、前に湾曲しています。
前後の動きはできますが、ねじりはほとんどできません。
立ったり座ったりする時、上半身の重みを受けて骨盤に伝えますが、重みを受ける割には不安定な構造で、腰痛を起こすこともあります。
背骨は手足より大切な臓器を守り、運動する時も要となる大事な胴体の芯であり、神経が通り脳からの指令を確実に伝えたりします。
その背骨で1番弱い部分は、湾曲が前→後ろ、後ろ→前と変わる変わり目だと言われています。
首や腰が凝ったり張ったりするあたり。
バレエダンサーは背骨を上下に伸ばすことで湾曲を少なくし、お腹を引き上げて衝撃から守っています。
足を運ぶ時、必要以上に背骨や骨盤がぐらつくと衝撃でケガをするので、背骨周りの筋肉で支えています。
特に腰を反る動きでは、腹筋を働かせて腰を伸ばし、胸椎の下の方で反るようにし、首から頭は緊張を解くようにします。