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おせち料理のお話

  • 食に関するコラム
  • 2011.01.01

日本では古代より、季節の変わり目の「節」の日にお供え物をする宮中行事がありました。

その時に出された食事を「おせち料理」と言ったのが始まりと言われています。

 

 

豊作を願い、海の幸山の幸をふんだんに使ったおせち料理で感謝の気持ちを表していました。

詰め合わせる一品一品にも願いが込められています。

 

 

↑【なます】

 

  人参と大根で紅白のおめでたい色を表し、平和の願いがこめられています。

 

↑【野菜の煮物】

 

  …?

 

↑【田作り】

 

  江戸時代に高級肥料として片口いわしが使われたことから豊年豊作を祈願します。

 

↑【伊達巻】

 

  巻き込んだ形が、進化、教養、文化を表しています。

 

↑【かまぼこ】

 

  赤は魔よけ、白は清浄を意味しています。

 

↑【栗きんとん】

 

  黄金色の小判をイメージした栗きんとんは、財産がたまるようにという願いがかけられています。

 

↑【黒豆】

 

  黒豆には、まめに暮らせるようにという願いがこめられています。

 

他にも

【数の子】

 

  数の子はにしんの卵で一度にたくさんの卵があるということから、子孫繁栄を願います。

 

【錦卵】

 

  錦は財宝に通じるので縁起がよいとされます。

 

【昆布巻】

 

  昆布は「喜ぶ」、巻は「結び」を意味しています。

 

【海老】

 

  腰の曲がった姿を老人に例え、長寿の願いがこめられています。

 

【くわい】

 

  芽が出ること、また子球がたくさんとれることから子孫繁栄への願いがこめられています。

 

【里芋】

  子芋がいっぱい付く里芋は、子宝にめぐまれるようにという願いがこめられています。

 

【八つ頭】

 

  万事人の上に立てるよう、頭になれるようにと、出世を願います。

 

 

 

自然に、作ってくれた人に、み~んなに感謝をこめて、いただきます。

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