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息止めた後○○で柔軟性アップ!意外な前屈ストレッチ法【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.02.11
目次
息止めた後○○で柔軟性アップ!意外な前屈ストレッチ法【動画あり】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
ストレッチをする時は、息を止めないのが原則です。
息を止めると、筋肉が緊張して硬くなりがちだからです。
しかし、今回はあえて「息を止める」を利用して、柔軟性をアップさせる意外なストレッチ方法をご紹介します。
どうぞ最後までご覧ください。
●呼吸と自律神経、筋肉の緊張とリラックスの関係
吸う息は、交感神経の働きを高めます。交感神経は、心拍数を上げるなど、緊張を高める神経です。
吐く息は、副交感神経の働きを高めます。副交感神経は、心拍数を落ち着かせるなど、リラックスさせる神経です。
ストレッチの種類にもよりますが、例えば前屈をする場合は、息を吐きながらストレッチをした方が、筋肉がリラックスしやすく伸びやすいということになります。
●息を吸ったり止めたりした時に起こる意外な反応
息を大きく吸うと、その後に必ず吐くことになるので、吸った後に止めていると、息を吐くときに優位になる副交感神経が、自分の出番を予測してスタンバイOKの状態になります。
そこで一気に息を吐きだすと、より深くリラックスができます。
つまり、普通に呼吸をしていて吐くよりも、大きく吸って少し止めた後の方が、より深くリラックスし、筋肉も脱力・ゆるみやすくなるというわけです。
その反応を利用して、より体を柔らかくするためのストレッチ方法をご紹介します。
●息を止めた後に一気に吐くストレッチ方法
・最初に長座で前屈して、柔軟性をチェックしておきます。
①長座で前屈をするとします。膝は浮いていて構いません。
②両手を後ろの床に置き、肩甲骨を寄せて下げます。
③息を大きく吸って、止めます。
④苦しくなる手前で一気に吐き出し、脱力します。
⑤1~4をあと2回繰り返します。
・最後にもう一度長座で前屈して、柔軟性をチェックしてみましょう。
頑張ったり反動をつけたりせず、自然にリラックスした時の柔軟性が高まっています。
ご自身で行うストレッチの際や、ヨガで体を伸ばしたい時などに、安定した地面で行えるポーズでお試しください。
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