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心の中のフィルター~感じたことをそのまま口にする方ですか?【心の姿勢美人への道~心のストレッチ】960日目
- 心の健康に関するコラム
- 2019.07.29
フィルターの多い人間
友人で、感じたことや事実を素直に口にできる人がいて、いいなと思います。
それがたとえ愚痴であっても、あっけらかんと明るく言われると、からりとしていて
言った本人もすっきりするし、聞いた側も軽く聞き流せる。
私は、感じたことや事実をそのまま口に出せる時もあるかも知れないけれど
たいていはフィルターを通した限られたことを口に出している気がします。
ボトルに入った泥水があったとして、それが心だとします。
泥水をそのまま流すのには抵抗があって、ボトルの口にフィルターを何重にもつけています。
「これを言ったら恥ずかしい」「これはそのまま口にするのは悔しい」「愚痴を言ったら言った方も言われた方も嫌だよね」
そういった数限りないフィルターを通して、ある程度きれいになった水を流します。
それで、ボトルの中には泥がたまっていき、しばらくすると沈殿して
上の方はだいぶきれいで純水になってくるけれど、下には泥の濃縮したものがたまっている、みたいな。
泥をそのまま流したら、自分の中に残る泥は少なくなるわけだよね。
でもフィルターが私らしさでもあるわけで。
そのたまった泥が、生きる燃料になったりもするわけで。
ただね、自分がそうだからかもしれないけれど、
人のフィルターってすごくよく分かる。
本人がつらくなければいいのだけど
「無理しているかな、頑張っていい部分を出そうとして
泥がたまって苦しくなっていくのではないかな」と気になって
見ている私が苦しくなってしまうという
皆さんはフィルター薄い方ですか?厚い方ですか?