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元気だからできる病気。【心の姿勢美人への道~心のストレッチ】1331日目

  • 心の健康に関するコラム
  • 2019.09.01

元気だからできる病気。【心の姿勢美人への道~心のストレッチ】1331日目

●摂食障害と気力・負けず嫌い

摂食障害だった時は、負けず嫌いの気持ちと気力が強かった。

◆拒食は我慢、とにかく我慢。

食べることを我慢。食べたいと思う気持ちを否定。

減っていく体重だけが評価基準。我慢と成果を達成することが嬉しい。

周りの痩せている人を見ると、イライラする。

不安。もっと痩せなければ。もっと我慢しなければ。

相当の気力と真面目さ、負けず嫌いがないと、拒食は続けられません。

しかし、拒食が進むと、エネルギーが切れて

そうした気力が落ちてくる段階もあります。

◆拒食になると、たいていその後過食が訪れます。

我慢し過ぎて、食欲中枢がおかしくなってしまうのです。

食べ出すと止まらない。意志で止めようとするのは到底かなわない恐ろしい食欲。というか、食べたいわけじゃない。

やめたい。やめないといけない。

でも、食料を買うのも食べるのも、意識がない感じで見境なく行っていて

ちょっとでも我慢をしようものなら、10倍返しがやってくる。

何でもいいから目の前のもの、食料ストックがなくなるまで口に押し込まないと、気が済まない。

もう入らない、食べたくない、苦しい。

でも、食べないともっと10倍返し。

でも、食べるとものすごい自己嫌悪。

引きこもりたい。

それでも何とか人前に出て、気にしていない振りをして笑顔を作る。

過食をやめられないのだけど

やめなければいけない!という気力を振り絞って

その後極端な我慢して、またそれを上回る反動が来て

さらにそれを上回る気力を振り絞って笑顔でいて、我慢して

またそれ以上の反動が来て…

エンドレスになるため気力が必要で、そして消耗する病です。

もう今は、拒食をする気力もないし

過食をする気力・体力もありません。

摂食障害が治ったからでもありますが

痩せなければいけない!というように自分を駆り立てるエネルギーを出すのは疲れるのです。

急激にアクセルを踏むと疲れるから、淡々とやります。

だから病的にならない。

◆食べないように頑張るのも

◆めちゃくちゃ食べるのも

◆自分を責めるのも

ある意味若くて元気だからできる。

本当に疲れたら、できません。

考えることも、食べることも、エネルギーが必要です。

◆うつは、エネルギーが枯渇している状態ですが

色々悲観的に考えるのは、考えるエネルギーがあるからとも言えます。

実は自殺の危険があるのは、こうしたエネルギーがある時です。

本当にエネルギーがない時は、ボーッとして

何も考えられないし、何も手につかないからです。

エネルギーがあったら、自分を責めて病気を作ることよりも、自他が喜ぶことに使いたい。

不毛な消耗で、ただでさえ少なくなっている貴重なエネルギーを、無駄遣いしたくない、もったいない。

病気を経て、そんな風に思います。

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参考になれば。

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