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腰痛予防・ウエスト引き締めだけじゃない!体幹を安定させる「腹筋」のつけ方
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2020.06.30
腰痛予防・ウエスト引き締めだけじゃない!体幹を安定させる「腹筋」のつけ方
お腹が出る、腰痛になるわけ
食べ過ぎたりして太ると、お腹が出てきます。
食べ過ぎたから背中が出てきた、という人はいませんね。
背中が出ないのは、私たちの内臓が入っている胴体は
背中側には背骨と太い背筋群があって、内臓は出ないように押さえられているからです。
一方、お腹側には背骨のような強力な柱や太い筋肉がなく
風船の皮のような腹筋があるだけです。
それで、胴体の前側と後ろ側のテンションのバランスが悪くなると、腰痛になることがあります。
お腹側が不安定なのにも意味がある
お腹側にも一部、内臓を納める肋骨や骨盤がありますが
肋骨と骨盤の間は、骨のない部分があって
そこを腹筋でカバーしています。
けれど、お腹側が不安定だからこそ、私達は背骨を反ったり丸めたりねじったり、複雑な運動をすることができます。
お腹ももし骨で覆われていて、胴体が動かない『箱』だったら
座ったり立ったり寝たり、様々な運動がやりにくくなって、とても不便です。
けれど、お腹は凹ませたいし、腰痛にはなりたくない。
そこで、不安定なお腹側を腹筋で安定させて
仮想の『箱』を作ります。
胴体を引き締め安定させるエクササイズ
上の絵を見ると、もし腹筋が無ければ
背骨が反って、簡単に肋骨と骨盤が離れてしまうのが分かりますね。
腹筋が肋骨と骨盤を結ぶことで、胴体の箱が安定し
お腹を引き締めたり、腰痛を予防したりすることができます。
肋骨の前側(胸骨)と、骨盤の前側(腰骨)のラインを
横から見た時に垂直にそろえるイメージで
肋骨と骨盤が離れないように、一定の長さを
キープするイメージで
腹筋のテンションを保ちます。
それで体幹が安定すると
手足は安心して自由に動くことができ
●関節の可動域が高まったり
●無駄な力みが取れて、走るなどの運動が効率よくできるようになります。
ピラティスレッスンでは、それを意識した練習を毎回、行っています。
体幹が安定するのは、単にお腹を引っ込めるだけでなく
実はもっと色々深い意味があるので、ブログでも紹介していきます。
レッスンで体験してみたい方は
国立・国分寺のヨガ教室RepureBODY 美宅玲子