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お腹を引き締め、膝や腰が痛まない「立ち方のコツ」
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.01.12
お腹を引き締め、膝や腰が痛まない「立ち方のコツ」
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
皆さんは、長時間立っていると腰が痛くなったり、長時間歩いていると膝が痛くなったりすることはありませんか?
今回は、膝や腰が痛くなる、またはお腹が出てたるんでしまう立ち姿勢と、それを予防する立ち方をご紹介します。
立っていると膝や腰が痛くなるわけ
長時間立ったり歩いたりしていると、腰や膝が痛くなる姿勢のひとつに「膝や腰の過伸展」があります。
関節を伸ばしすぎてしまう、いわゆる「ロック」…すぐには曲げられない状態のことです。
関節を伸ばしすぎて、極端な姿勢を取ると、壁に寄り掛かって立っているように、実は腹筋などの力を抜くことができて
楽に感じることがあります。
しかし、姿勢を支える腹筋の力が抜けている関節へ、体重がかかったり、歩く(歩くときには、関節に体重の4~5倍の荷重がかかると言われています)ことで多くの重さがかかると、関節に無理な衝撃が加わって、痛めてしまうことがあります。
つまり、関節を伸ばしすぎる→腹筋の力が抜け、お腹がゆるむ→関節を痛める という関係があります。
過伸展しない、楽で引き締まる立ち方
それでは、関節を伸ばしすぎないちょうどいい位置に置き、お腹も引き締められる姿勢を、どのように取ったらいいでしょうか。
まず、椅子に座ったところからゆっくりと立ち上がります。
完全に股関節・膝関節を伸ばし切る直前の、ほんの少しゆとり(くぼみ、曲がり)がある所でストップします。
「外から見ると、まっすぐ立っているように見えるけれど、自分の感覚ではほんの少し関節が曲がっている」
「鼠径部を触るとややくぼみがある」
くらいの姿勢です。
この時、関節はサスペンションのように、関節を守りバランスを取る筋肉が働いています。
骨盤や上体の姿勢のバランスを良く維持するための腹筋も働き、自然とお腹を引き締めています。
ただ、関節を伸ばし切る直前の状態で立っているだけで、姿勢や関節を守る筋肉が働き、引き締め効果も上がるのです。
動画を見ながら一緒に実践してみましょう。
とても簡単で、すぐに生活に取り入れられます。どうぞお試しください。
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