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「腰痛予防・お腹引き締め」ができる手の着き方・腕の伸ばし方【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.02.14
目次
「腰痛予防・お腹引き締め」ができる手の着き方・腕の伸ばし方【動画あり】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
普段、何気なく体を支えるために着いている手の着き方で、実は肘を痛めていたり、腰を痛める原因になっていたり
お腹がゆるむ原因になっていたりすると聞いたら、意外に思われるでしょうか?
今回は、肘や腰を痛める手の着き方と、それを予防しお腹も引き締めやすくする手の着き方・腕の伸ばし方をご紹介します。
●肘や腰を痛める腕の伸ばし方・手の着き方
皆さんは「さる腕」をご存じでしょうか?
腕を伸ばすと、肘が反りかえってしまう(伸びすぎてしまう)ことを言います。
一度腕を伸ばして手を着くと、すぐには曲げられないため「ロック」された状態とも言います。
この「さる腕」の状態で体重を腕にかけ続けていると、肘関節が不自然な位置にあるため、神経にさわって痛みが出ることがあります。
また、「さる腕」状態の時は、腕がロックされていて簡単には動かない「つっかえ棒」のような状態のため
体幹の力で体重を支えなくても体が倒れないと判断して、体幹の力が抜けやすい特徴があります。
体幹の力が抜けると、腰回りの姿勢が崩れます。そこに上半身の体重がかかってくるので、腰を痛めることがあります。
●「さる腕」とその直し方
四つんばいになって実験してみましょう。
「さる腕」の人は、肘の内側が前を向きます。
正常な腕の人は、肘の内側が左右の腕で向かい合わせになります。
「さる腕」の場合、腹筋の力が抜けやすく、腰が反ってくることが多いです。
そのため、例えばそのまま片手や片足を持ち上げると、グラグラと揺れる傾向があります。
肘がすぐにでも曲げられるイメージで、肘の内側を左右向かい合わせにしてみましょう。
お腹に力が入りやすく、体幹の力を使って姿勢を維持しやすくなるので、片手や片足を持ち上げた時も、揺れにくく調整しやすくなります。
●手を正しく着き、伸ばすことで予防するケガとお腹の引き締め
したがって、手を着いて腕を伸ばす時に、すぐにでも肘が曲げられる状態にしておく習慣をつけることで
お腹に力が入り、体幹の姿勢を安定させて支えられるようになるので、腰痛を予防するほか、お腹も引き締めやすくなります。
もちろん、肘関節にとっても自然な位置なので、肘を痛めにくくなります。
動画でご覧ください。
最近肘がビリっと痛くなることがある
腰が反っていると思う、腹筋の力が抜けていると思う
そんな自覚がある方は、ぜひ見直してみて下さいね。
レッスンでは主にピラティスのクラスで実際にお話しながらエクササイズに取り入れることが多いです。
お気軽にリクエスト&体験をお待ちしております↓