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《姿勢改善》何をしても腰・背中が凝る!人のためのピラティス【動画付き】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.05.05
目次
《姿勢改善》何をしても腰・背中が凝る!人のためのピラティス【動画付き】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
何をしていても背中や腰がバリバリになってきて硬く、時には痛くなることがある、ことはありませんか?
自分では無意識でも、そういう場合の「姿勢のクセ」「筋肉の使い方の癖」があります。
今回は、そのクセに気づいて自分で修正することで、何度もマッサージや整体に通わなくても
そもそも腰や背中が凝りにくくなる体を作る方法をご紹介します。
●腰・背中がすぐ凝る人のクセ
腰や背中がすぐに凝ってくる人は、反り腰(腰が反っている)ことが多いです。
反り腰は、腹筋の力がゆるみ、背筋・腰の筋肉を固めることで姿勢を維持しています。
腹筋を使わなくていいので、本人としては楽に感じるのですが、腰や背中には板が入ったように硬くなっていきます。
また、何気ない動作:手を動かす、首を動かすなどをする際も、まず最初に腰や背中が緊張してから、手足を動かす傾向があります。
手足を動かすためには、体幹を安定させる必要があるので、腰や背中の筋肉が使われるのは普通なのですが
腰や背中が凝る人は、体幹を安定させるために腹筋を使わずに、腰や背中の筋肉だけで姿勢を整えようとします。
その結果、腹筋はゆるみ、腰や背中はどんどん凝ってきてしまいます。
●腰や背中が凝る人は精神的に緊張しやすい?!
余談ですが、腰や背中の背骨の中・周辺には、自律神経のうち交感神経のスイッチが集まっています。
腰や背中の筋肉を緊張させやすい人の場合、交感神経を刺激しやすく、胃腸の血流が落ちたり、精神的に緊張しやすかったりする
傾向があると言われています。思い当たることはありますか?
●腹筋を使い、腰や背中をリラックスさせる、ピラティスエクササイズ
それでは、クセになっている腰や背中の筋肉の緊張をゆるめ、腹筋を使って、体幹周りの筋肉のバランスを整える
筋肉・姿勢の修正を行ってみましょう。
・平均台の上に横に寝転がるように、体をまっすぐにして寝てみましょう。
腰の筋肉を指で押してみて、緊張具合をチェックします。腰や背中が凝りやすい人は、姿勢が反っていることがあるので
つま先が視界に入る程度に、また内臓を引っ込めて少し背中をゆるめ広げるイメージで、姿勢を取ってみましょう。
・お腹を引っ込め、背中は広くゆるめた状態のまま、上の脚を持ち上げたり下ろしたりしてみましょう。
腰や背中が凝りやすい人は、脚を動かすのに腰や背中の筋肉を緊張させる傾向があるので、常にお腹を引っ込めるコルセットを意識して
腰や背中は広くゆるめるイメージをキープしたまま行いましょう。
・余裕があれば、下の脚も浮かせて、上の脚にそろえたり下ろしたりしてみましょう。
お腹周りから内ももの筋肉を使って、脚を持ち上げる練習をします。
全ての運動を、無意識に腰や背中の筋肉の緊張で行っていたころに比べると、腰や背中の硬さや緊張感が和らぎ、腰が楽に感じることでしょう。
動画で確認して一緒に行ってみましょう。
今回は、横向きで寝る体勢でエクササイズをしましたが
座っている時も、立っている時も、いつでも同じことができます。
今までは腰や背中の筋肉を緊張させて姿勢を維持してきた仕事を、半分腹筋へ受け渡していく感じです。
普段はピラティスレッスンで行っている内容です。
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