コラム
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心の健康と腹式呼吸
- 心の健康に関するコラム
- 2012.02.28
【呼吸法で健康に】
身体全体の中心に位置する丹田。腹。
ここをよく意識して吸気をぶつける腹式呼吸は、心身の健康の源としてよく知られています。
吸う息は、鼻~喉を通り、肺の下深くへ入るので、横隔膜が下がって下腹が前後左右風船のように膨らみます(膨らませます)。
吐く息で、その風船がしぼみ、息の通り道が細い管に戻るイメージです。
仰向けやうつぶせですると、最初はやりやすいです。
イライラする時は、下腹からみぞおちまで固くなっており呼吸が浅いので、それが交感神経を刺激してさらにイライラします。
みぞおちから肋骨をマッサージして横隔膜の動きを促し、腹式呼吸をしやすくしてみます。
「気が上ずった」状態から下にに呼吸の行く「腹が据わった」状態へ。
呼吸は身体の中心軸を通るので、散漫になりがちな意識を中心に戻し、本当の意味での集中力(緊張した集中でなく、適度にリラックスした集中で、本来の力を発揮できる)を引き出すことができます。