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ポジティブは、頑張ってなるもの?【心の姿勢美人への道~心のストレッチ】977日目
- 心の健康に関するコラム
- 2019.07.29
ポジティブはきれいごと?
20代中盤の頃、『ポジティブノート』というノートを作っていました。
きっかけは、うつから抜け出すためで
ネガティブに考えるクセに気づき
こんなにいいことがあるよ、こんな考え方があるね、ということを
客観的に見つめるためでした。
当時は自己啓発本をよく読んでいて、
前向きに進むためにはどうしたらいいか、ということを学び
それを『ポジティブノート』に書き写していました。
色々な人の知恵を吸収し、素直に実践して経験を積んでいました。
ただ、「そう思えれば苦労はないよね」というような「きれいごと」もありました。
一生懸命「きれいごと」で思い込もうとしたり
「ポジティブ」に思い込もうとして頑張っていて
その姿勢は尊かったし、経験は必要なのかなと思います。
今は、物事があった時に
ネガティブにとらえるのでもなく
無理にポジティブにとらえようと頑張るのでもなく
事実をフラットにとらえて冷静に対処する方向になりました。
自分の本音が「きれいごと」ではないから隠して
ポジティブを装ってみたところで、ひずみが出て苦しくなることは目に見えるようになったから
自分の本音は何か気づき認め、
認めていればストレスはたまらないことが分かり
そうしたら、本音を隠していた頃は自己否定がいっぱいだったのがなくなって
本音を「そうだよね」と肯定する、自己肯定的になり
どちらかというと、それがポジティブという意味なのかな
と、最近は思います。
とても楽で、生きやすいです。