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頑張り屋で無理をする人の、ギアチェンジ。【生活改善日記】528日目
- 心の健康に関するコラム
- 2019.07.29
ケガでギアチェンジ
70代後半の女性のヨガのお客様。
10年間私のクラスに通っていました。
膝をケガして、さすりながらヨガをしていましたが、
同じところをもう一度ケガをしてしまい、病院に行ったら
「何十年も、体に無理をかけていたでしょう。」
と言われたそうです。
すごく頑張り屋で気が強く、健康にいいことをコツコツ
歩いたりマッサージしたり筋トレしたり卓球したり、
周りのヨガ仲間が舌を巻くほど真面目で行動的、
旅行にも毎年行く元気な人でした。
それでも膝をケガしてからは、少しずつネガティブな発言が目立つようになっていました。
「無理していたんだと納得してね。
無理するのを止めることにしたわ。
ヨガも止めることにした。
10年間お世話になりました。」
さっぱりした様子でした。
ケガや病気がきっかけで自分の無理に気づき、ギアチェンジする方、何かを止めて違う選択をする方を
高齢者を中心に見てきました。
私自身も心の病気をしたり、椎間板ヘルニアをしたことで、
自分のやりたいことを見直したり、時間の使い方を見直したり
生き方のチェンジをしてきました。
元気でパワーがある人ほど、無理をしてしまうので
何でもかんでもやろうとして、ケガをしたり「もうこれ以上同じことはできない」という所まで心身をすり減らしてしまってから
『あっ』と気づくことが多いのではないでしょうか。
取り返しのつかない所に行く前に、そうしてギアチェンジをしながら
取捨選択し、より自分らしく納得した道へ進めるようになっていくのですね。
ありがたいことです。