コラム
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足の裏の能力
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2012.03.19
江戸時代までの日本人は本当によく歩いた(歩き方を知らず、小走りしていたとも、昔の絵から分析する学者もいます)と言われています。
しかも、わらじのような簡易な靴で、ほとんど裸足です。
裸足で歩いたり走ったりすると、靴で歩くのと違って確かにかかとよりも足指のつけねで着地・もしくは足裏全体でフラット着地をして、足裏のバネを利用します。
もともと私たちの足裏は裸足で歩くために設計されていて、体重が足に乗ると土踏まずが広がり接地のショックを吸収し、地面から離れる時に土踏まずにアーチが戻ることを繰り返しています。
また、裸足で歩くと足のセンサーが敏感に働いて、バランスよくまっすぐ歩けるように筋肉を調整します。
昔の人達は、足の機能を充分に利用して発達させていました。
現代は舗装された道路に安定性のある靴で守られ、足周りの筋肉や感覚は退化していることでしょう。
ヨガは裸足で行いますが、足裏が大地をとらえる感覚を感じて足周りの強化もできます。
足裏は第2の心臓。大切です。