コラム
column
【ヨガとピラティス】見た目は同じだけど、基本姿勢の作り方が違う?!|インストラクター実演
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.09.07
【ヨガとピラティス】見た目は同じだけど、基本姿勢の作り方が違う?!|インストラクター実演
こんにちは。美姿勢ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
ヨガとピラティスは、似た者同士比較されることがありますが、実際に見分けがつかない、はっきり分からないという方が多いことでしょう。
今回は、ヨガとピラティス、それぞれのレッスンの最初に取る姿勢の作り方の違いを、動画で実演しながらお伝えします。
●ヨガの基本姿勢
座った姿勢についてです。床にあぐらなど、座りやすい体勢で座ります。
床と自分の身体の接している部分を意識してみて下さい。お尻や足などが触れていると思います。
その面積が広く、体重が重たく、地面に根を張っていくように、どっしりと安定して座っています。
頭は軽く風船のように空へと昇り、背骨は風船についている「糸」のように、また自然と上に立ち上る「煙」のように
リラックスして上へ伸びていきます。
基本的に、土台が安定し、リラックスして座っているイメージです。
●ピラティスの基本姿勢
座っている場合です。床に座りやすい体勢で座ります。
左右の座骨・尾骨を床に垂直に突き刺すようにして、骨盤を垂直に立てて座ります。
つむじに角が生えていると思って、つむじの角を天に向かって垂直に突き刺します。
座骨とつむじ、両方を地面(地球の中心)と上(天の中心)に引き離すようにして座っているので
その間の背骨は、一本一本の間が広がり、それを支えるお腹周りのインナーマッスルが少し緊張した状態でキープされていると思います。
お腹の緊張感をそのままにして呼吸をしたいので、胸式呼吸になります。
ピラティスは、そうして重力に逆らうようなイメージで上下に体をコントロールして伸ばす、筋肉を使ってやや緊張させる感覚があります。
動画でチェックしてみましょう。
ヨガは下へ土台を安定させリラックス、ピラティスは上に突き刺すようにコアの働きを意識して伸びる
違いが見えてきたかと思います。
どちらが正しいとか、合っているということではなく、やり方は違えど、心身を健やかに姿勢を整えることは同じです。
個々の好きな方、自分に合っているなと思う方を選択して見て下さいね。私はどちらも必要だなと思うので、両方行っています。
レッスンで体感してみたい方はこちら→