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【自分中心主義】心の病から回復する時「主観」を大切にするわけ|こころケアヨガ【動画あり】
- 心の健康に関するコラム
- 2023.02.16
目次
【自分中心主義】心の病から回復する時「主観」を大切にするわけ|こころケアヨガ【動画あり】
■著者:美宅玲子(こころケアヨガインストラクター・上級心理カウンセラー)HP: https://mitakureiko.com
生きづらさを感じ、日常生活に支障が出る「心の病」。
症状や原因はさまざまですが、心の病に悩む人のひとつの傾向として
-自分が悪いのではないか
-他の人に申し訳ない
など、自分の素直な感覚を否定して、周りに合わせようとすることがあります。
心の病から回復する過程では
-今、自分が本当はどう感じているのか
をありのままに肯定することが大きな一歩になります。
今回は「主観」を大切にした方がいい理由と、回復のためにヨガでできることについて、ご紹介します。
▼目次
① 物事の感じ方は人それぞれ・心の病になる人の一つの傾向
② 主観を大切にした方がいい理由・自分中心主義
③ こころケアヨガでメンタルヘルスのためにできること
① 物事の感じ方は人それぞれ・心の病になる人の一つの傾向
同じ出来事に遭遇しても、人によって受け止め方は様々です。
ある人は全く気に留めず、何の支障にもならないことも、他の人にとっては気になって仕方なく、悩んで生活に支障が出てしまうかもしれません。
心の病になる人のひとつの傾向として
-お人好し
-自分が悪いのではないかと卑下する
-つらいのはみな同じだからと、我慢しようとする
-相手はこれだけしてくれたのだから、私は恵まれている方だからと、人を優先する
があります。どれも、自分が生きづらさを感じていることから目をそらして、抑圧しています。
② 主観を大切にした方がいい理由・自分中心主義
心の病を予防したり、回復させたりするためには、自分が本当はどう感じているのか「主観」を認めることが大切です。
たとえそれがゆがんだ認知によるものだとしても、本人がつらいと感じていることは事実で、それを自分で抑圧していては、つらさはいつまでもくすぶり続けます。
たとえ「わがままではないか」「自分勝手ではないか」という気持ちが湧いてきたとしても、自分が感じていること・本音を
自分で大切に認め肯定してあげてください(紙に書きだしたり、口に出して言ったりするといいです。人に見せなくて構いません。)
③ こころケアヨガでメンタルヘルスのためにできること
ヨガでできることは、ポーズを取りながら、自分がその時感じている素直な感覚に耳を澄ませることです。
-心地よく呼吸ができている
-背中が突っ張って痛い
-周りの人と比べて焦っている
など、様々な感覚が湧いてくるでしょう。そのひとつひとつを丁寧に感じ、否定しないようにします。
それを繰り返すことで「安心して本音を感じていいのだ」「自分はこう感じていていいのだ」という安心感を醸成することができます。
日常生活でも、自分で自分の本音に気づいて肯定することで、生きづらさが徐々に和らいでいきます。
「自己中心的」「自分中心主義」でいいのです。
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