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【意外と知らない】ウォーミングアップ・クールダウン|やった方がいい理由【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2023.01.27
目次
【意外と知らない】ウォーミングアップ・クールダウン|やった方がいい理由【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
大人になって、久しぶりに急に運動したら、肉離れになった・筋肉痛がひどくなった・腰痛になった…
など、運動後の思わぬ体の変化に驚いた経験はありませんか?
子供のころに体育の授業で必ず行っていた「準備体操」「整理体操」。
機械的に(ちょっと面倒くさいながら)行っていた方もいると思いますが、実はかなり体の負担を減らしてくれます。
ケガをしないため、運動を効果的に長続きさせるため…
今回は「ウォーミングアップ」「クールダウン」「セルフケア」を行う重要性について、動画付きで例を挙げてご紹介いたします。
▼目次
① ウォーミングアップをした方がいい理由・しないとどうなるか
② クールダウンをした方がいい理由・しないとどうなるか
③ 運動後のセルフケアをした方がいい理由・しないとどうなるか
① ウォーミングアップをした方がいい理由・しないとどうなるか
ウォーミングアップをする前の筋肉の状態は、筋繊維同士の滑り(筋肉は、細い繊維同士が滑り合うことで、伸び縮みしています)が滑らかではありません。
ウォーミングアップ(歩く、ストレッチをするなど)で少しずつ体を動かし、血流を促し、筋肉内にも血液や体液が巡るようになると
筋繊維同士の滑り合いが滑らかになり、伸縮がスムーズになります。
もし、ウォーミングアップをしないまま、激しい運動をしようとすると、冷たく硬いゴムを急に強い力で引っ張ろうとした場合と同じく
切れたり痛めたりする可能性があります。特に寒い時期はもともと血流が落ちているので、ウォーミングアップは重要です。
② クールダウンをした方がいい理由・しないとどうなるか
激しい運動をした直後は、血流が非常にいい状態で、酸素や栄養・老廃物が血液に乗って勢いよく大量に流れ、代謝をしている状態です。
もし、そこで疲れたからと言って急に運動をやめて、じーっと座ったままいると、どうなるでしょうか。
血流が急にゆるやかになり、速やかに流して疲労回復を促したい疲労物質・老廃物が、渋滞してしまいます。
栄養や酸素も、届きにくくなり、体が冷え、筋肉痛がひどくなったり、ひどいと腰痛になることもあります。
クールダウン(歩く、ストレッチをするなど)を運動後にすることで、運動で出た疲労物質や老廃物を少しずつ排出しながら
血流をゆるやかにし、平常の状態に戻していく橋渡しをすることができます。
③ 運動後のセルフケアをした方がいい理由・しないとどうなるか
運動後のセルフケアとは、運動した日の夜にお風呂に入る、セルフマッサージをする、ストレッチをするなどです。
運動した日は、していない日に比べて、筋肉へのダメージが大きく、疲労物質・老廃物が普段より多く出ています。
そこで、湯船につかると、水圧と水温で、筋肉のポンプ作用や血流が促されて、老廃物をより流しやすくなります。
簡単なセルフマッサージであっても、老廃物を回収し流しているリンパの流れを促すことができます。
運動量の多いアスリートは、専門の手を借りたり、また自分自身でリンパを流すマッサージを日々行い、翌日のパフォーマンスを回復させています。
セルフケアをしないと、疲労が長く残りやすいところ、セルフケアを習慣にしていると、翌日の疲れを最小限に抑えることができます。
いかがでしたか?
特にヨガでは、ポーズだけでなく、ウォーミングアップやクールダウン・セルフケアとして取り入れられる体ほぐしを毎回行っています。
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