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パフォーマンスを上げる【あごの引き方】体幹が引き締まり姿勢が良くなる【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2022.02.28
目次
パフォーマンスを上げる【あごの引き方】体幹が引き締まり姿勢が良くなる【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
緊張した時、運動していて疲れてきた時…パフォーマンスが下がる時にはたいてい「あごが上がり」ます。
あごが上がると、肩がすくんで力みやすくなり、体幹の力が抜けて、姿勢が崩れます。
呼吸が乱れ、浅くなり、不安定になります。
ですから、高いパフォーマンスを維持するためには「あごを適度に引いておく」ことが大切です。
今回は、パフォーマンスを高く保つための「あごの引き方」をご紹介します。
▼目次
① 腹筋の力とあごの位置の関係
② 腹筋運動(上体起こし)のフォームとあごの位置
③ 正しいあごの引き方
① 腹筋の力とあごの位置の関係
あごも腹筋も、体の前側にあり、深い筋膜のつながりがあります。
あごを上げることは、お腹につながる筋膜の長さを伸ばすことになり、腹筋が緩みます。
あごを引くと、お腹につながる筋膜の長さを縮めることになり、腹筋が引き締まります。
また、スポーツをしていて疲れてきたり、スピーチで緊張したりすると、あごが上がり
首の後ろや肩など、後ろ側の筋肉が縮み、前側の筋肉が緩みやすくなって、腹筋の力が抜け
そのことで体幹を支える筋肉のバランスが崩れ、姿勢が崩れ、姿勢を維持できなくなって
ますますパフォーマンスが下がってしまいます。
逆に、あごを引いて肩の力を抜いた場合は、腹筋に適度な力が入り
体幹を支える筋肉がバランスよく使われ、姿勢が維持されることで、パフォーマンスが上がります。
② 腹筋運動(上体起こし)のフォームとあごの位置
頭を手で支えて上体を起こす腹筋運動の、ありがちな間違いは
反動を使うなどで、無理やり首を曲げるように頭を引っ張ることです。
首を曲げる意識を強く持つことで、逆に腹筋の力が抜けてしまいます。
みぞおちを恥骨に近づける、肋骨同士を寄せる、おへそを背骨の方へ近づける、胃を引っ込める…
体幹の筋肉を意識して使うことで、首の余分な力が抜けて、正しいフォームで上体起こしができるようになります。
③ 正しいあごの引き方
正しいあごの引き方の目安は、あごと鎖骨の間に「トマト」「桃」「卵」をはさんで落とさないような
曲げすぎず、上げすぎない、柔らかいあごの使い方と位置です。上体起こしをする際も同様です。
ほんのりあごの下を意識して、空間を維持しながらあごを引いてみてくださいね。
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https://www.youtube.com/channel/UCdlLFLUjGvyTeCGuDTU6SjQ
国立・国分寺のヨガ・ピラティス教室 RepureBODY美宅玲子