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好かれるのが怖い・居心地が悪い【心の姿勢美人への道~心のストレッチ】770日目

  • 心の健康に関するコラム
  • 2019.07.29

■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com


● 「愛着障害」の本を読んで


 

↓最近この本を読んだので、

ちょっとシリアスな気持ちに

 

真面目なので

ひとつのことをとことん掘り下げて

納得いくまで考えたくなるんですね。

 

それで、考えつくすと満足して、

ふっきれて、前に進める。

 

そのために

やっぱり読んでとことん考える時間が

必要なんですね

▼内容は…


「愛着障害」岡田尊司

 

ざっくり言うと

幼少期から青年期までの

親や周りの人たちとの

愛着関係の結べ方によって

 

その人の

基本的な人間関係の結び方や

考え方が形作られる

という考えです。

 

それで例えば

親に否定的な評価をされてきたとか

養育者が変わって

一定の人と愛着関係を築けなかったとか

そういうことで

親に認められたい気持ちが満たされずに育つと

 

人の顔色を気にして気疲れしやすいとか

親しい関係になるのが煩わしいとか

自己否定の気持ちを抱えやすかったり

過食や万引きなどに依存したり

斜に構えた態度で人を信頼・尊敬できなかったり

 

色々と悲しみや生きづらさを抱えていくことがあります。

 

【関連記事】【自分中心主義】心の病から回復する時「主観」を大切にするわけ|こころケアヨガ【動画あり】



● 愛着障害を克服した人の輝き


 

不思議なことに、作家や文学者に

愛着障害を抱えた人が多かったと言います。

 

夏目漱石、谷崎潤一郎、川端康成、太宰治、三島由紀夫…

スティーブジョブズ、ビル・クリントン、バラク・オバマも

家庭環境からいい子や優等生を演じ続けたという

ある意味心の傷を抱えていたと言います。

 

子供の頃の悲しみを

根本的な原動力として

それを創作活動や政治活動に昇華したと言えます。

 

社会に偉大な貢献をする人は、愛着障害を乗り越えてきたことが

多いのだそうです。

安定した愛着に恵まれた人は、独創性や革新性を持つ必要がなく

爆発的なエネルギーが出にくいようです。

 

著者によると、愛着障害を克服した人は

特有のオーラや輝きを放っている

悲しみを喜びに変えてきた輝きや強さがある

と言います。

 

【関連記事】生きづらい【心の病回復】存分に「嘆く」大切さ【動画あり】

 


● 考えてみたこと


 

小さなころのことは

はっきり分からないけれど

私の性格は、好きなことをしている時は

天真爛漫伸び伸びした部分もありますが

 

怒られたことなど

ネガティブな情報を心に深く刻む傾向があって

怒られると幼児の私は根に持っていじけていて

怒った母親はすぐけろりとしていたことを思い出します。

 

▽ 言葉を覚え始める2歳の頃に

ドイツに1年間住んでいました。

少しはドイツ語も話していたらしいのですが

乱暴なお友達がいて、よくたたかれていたらしいです。

 

▽ 3歳になって帰国した後

私も周りのお友達をたたくようになったと言います。

 

覚えているのは

周りの友達の遊びが楽しそう

仲間に入れて欲しい

でも言葉が出てこない

そんな時にたたいていた気がします。

 

私がたたいたり

物を取ったりするので

お友達は「玲子ちゃんと遊びたくない」と言い

その子が親になだめられて何度も私を許して

一緒に遊んでくれたこと。

 

言葉でのコミュニケーションが苦手

臆病で友達に思ったことが言えない

思ったことが頭の中で言葉にならない

そんなコンプレックスができ

 

友達が外でグループで

楽しそうに遊んでいるのを

弟と二人で離れた所から見ていた記憶があり

その時は弟に申し訳ないなと思ったことがあります。

 

弟はなぜかお姉さんたちに人気で

1人で外にいても

知らないお姉さん(幼児や小学生ね)たちに囲まれて

可愛がられていたことが

よくありました。


● 人に好かれることに居心地の悪さを感じる


 

そう言った経緯があって

常に周りに人がいる

はつらつとした明るい人に

憧れを抱きつつ

私はマイペースで自分の好きなことに

没頭している時が一番幸せを感じていました。

 

そして、神様は私に

様々な能力を与えてくれました。

走るのが速かったり

ピアノを習わせてもらって弾けたり

真面目な性格で努力すれば

字を書くことも、絵を描くことも、勉強をすることも

それなりに一目置かれる程度にできたので

 

お友達は

「美宅さんすごいね」って言って

私ができること・能力がきっかけで

話しかけてくれることがたびたびありました。

 

自分からは傷つきやすくて

なかなか人に心を開けなくても

そうやって人から声をかけてもらえる

資質を与えられたことが救いでした。

 

▽ スポーツクラブに勤務し始めたあたりから

自分が好きなこと・夢中になれることが仕事になって

私の接客が受け入れられるようになり

 

初めてお客様に好かれることが

増えて、自信につながりました。

 

▽ ただ、今でもそうなのですが

人に好かれることに居心地の悪さを感じるんですね

 

好かれたくないわけではないけれど

慣れないというか、どうしていいか分からなくて

逃げたくなることもあります

 

人といると安心できない・不安な気持ちが湧いてきて

普通にしているのだけど演技しているような気がする

 

人と長く安定した愛着関係を築いてきた経験値がないため

人に好かれると怖くて

逃げたくなってしまうことがあるのですね。

 

もちろんそんなこと顔に出しません。

徐々に慣れていけばいいと思っています。

 


● 人と距離を置きたくなる心理


 

親をはじめとして

人に心を閉ざして

いい子の面を出して接してきたので

(親には、自分を分かってもらえない気持ちから

認められたいけど困らせてやろうという

屈折した心理でしたね)

 

相手や自分のありのままを認めることにも

慣れていないんでしょうね。

 

ケンカをするのも怖い

それくらいだったらもともと近づかない

そういう完璧主義?なところもあり。

 

はい、長いのでこの辺で~

またね。

 

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