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О脚、反り腰、捻挫…「ゆがみ」「ケガ」を予防するヨガの考え方
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2020.07.07
О脚、反り腰、捻挫…「ゆがみ」「ケガ」を予防するヨガの考え方
怪我・ゆがみを予防する姿勢
捻挫、O脚、反り腰、腰痛…
怪我や体のゆがみは、体が本来ある位置から偏ってずれるために、起こります。
無意識に偏って行き過ぎている姿勢に気づき
簡単に直す方法
を、例を出しながらご紹介します。
捻挫と足裏のつき方
まずは、足首の捻挫を見てみましょう。
多いのは、足裏が内側を向く形で着地してしまうパターン。
私達は、足の外側に体重が偏りやすいので
どちらかというと、足の親指が浮きがちです。
それで、捻挫の場合
足裏が内側を向いてしまいます。
普段から、足指を広く接地する意識を持ち
親指、小指、かかとの内側、外側
の4点に、均等に体重を乗せるイメージを持つ練習をしておくと
ふとした時に起こる捻挫や、O脚を予防します。
ヨガでも、そうした意識も持ってポーズを取っています。
外側に偏らない。
常に足裏の真ん中に体重が乗っている感じです。
反り腰と寄りかかり姿勢
極端な例ですが、すぐ上の写真SUPヨガは、前後左右どちらに偏って体重がかかっても、ボードが傾いて落ちますね。
私達は普段、安定した地面の上で生活しているので
壁に寄り掛かったり、前後左右偏った姿勢を取っても
転んでしまうことはありません。
だから
背もたれに寄りかかっているうちに腰が丸くなったり
腹筋をゆるめて前に寄りかかっているうちに反り腰になったり
しながら『寄りかかりゆがみ姿勢』が出来上がります。
どこにも寄りかからない、行き過ぎない、真ん中にいる
これがポイントなのですが、その『真ん中』ってどこか、分かりますか?
普段あまりにも寄りかかりすぎていると、真ん中が分からなくなることがあると思います。
ゆらゆらと重心を動かしながら、行き過ぎない位置を見つけてみましょう。
もちろんヨガでは、動きながらその位置を見つけていきます。
関節はゆとりを持たせる
立っている時の膝は、伸ばしすぎず(ロックせず)
ゆるんでいて、すぐに動き出せる位置に
股関節も、伸ばしすぎず
鼠径部に少し『えくぼ』がある程度
これも、行き過ぎない偏らない位置に関節を置くと
痛みやゆがみを予防し、体の動きをコントロールできます。
ヨガは、一見アクロバティックで、ギリギリ限界の体勢でポーズを取っているように見えますが
限界まではいきません。少し余裕を持たせた位置で、心地よく味わいながら、柔軟性をアップさせています。
普段の姿勢も、真ん中にいるようにすれば、余裕がたくさんあります。
普段から少し偏った姿勢の場合、余裕がそれだけ少ない位置にいることになります。
無意識でも、精神的な余裕につながります。
ぜひ、今の姿勢から、偏らない真ん中を探してみてくださいね。
国立・国分寺のヨガ教室RepureBODY 美宅玲子