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逆さま・横向き自由自在~エアリアルヨガってどんなヨガ?【動画付き】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.04.05
逆さま・横向き自由自在~エアリアルヨガってどんなヨガ?【動画付き】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
空中ヨガ・ハンモックヨガ・エアリアルヨガ…様々な呼ばれ方をされる、天井から吊り下げた布を使ったヨガ。
今回は、そのヨガならではの「逆さま」「横向き」「宙に立つ」ポーズをどうやって取っているのかを、動画付きでご紹介します。
●宙で逆さまになるポーズの取り方
布に乗って逆さまになるポーズの中で、合せきのポーズをご紹介します。
布に両足で立ち、足裏を合わせます。両膝は布の後ろ側で開くようにセットします。
上半身は布の前側に出すとバランスが安定します。
ここからは「勇気」だけが必要なのですが、上半身を前回りをするように前から倒します。
布は鼠径部に引っかかって取れませんから、安心して思い切って前回りをします。
合せきのポーズの形のまま宙でひっくり返ったポーズを取ることができます。
戻る時は、後ろの布を持ち、背中を丸めて頭が最後になるように起き上がってきます。
逆さまになった時のポイントは、上体の力を抜くことです。
力を入れて反ったりすると、緊張して心地よさを味わいにくくなります。
逆さまで重力を受けることで、背骨のけん引・内臓の下垂を防ぐ・首肩の血流を促し凝りほぐし・血圧や心拍数の調整力をつけるなど
多くの効果を味わうことができます。
●宙で一本足になるポーズ
続いて、宙で片足立ちになるポーズの取り方を紹介します。
布に右足で立ったら、上に昇って頭を布の間から前に出し、左肩から左腕も布の間から前に出します。
左脚は布の後ろへ出して置きます。そうすることで、布に体がしっかりとホールドされ、落ちにくくなります。
左ひざを布の外から持ち上げて、左手で左足先を持ち、脚を伸ばします。一本足のポーズです。
次に左手を離してから左足裏を右すねの内側へつけて、両手は合掌する「立ち木のポーズ」を行います。
立っている足の裏が痛い時もあります。布のマッサージ効果です。リンパの流れが滞っていたり、筋肉が張っていたりすると、布の食い込みがきついように感じます。
反対脚でも同様に行います。
布がまっすぐぴんと張っているので、体も軸がまっすぐになりやすいポーズです。床の上で何の支えもなく片足立ちをするのに比べると、布に支えられている分、断然バランスは取りやすいです。
●空中で横向きで浮くポーズ
次は、さらに不安定なポーズですが、コツをつかめば安心してポーズを取ることができます。
右足裏で布に立ったら、左脚は布の外側で膝を持ち上げます。
両手か左手で布をまとめて持ちます。
左側が上になるように体を横に倒し、布が内もものつけ根にかかるように横向きになります。
しっかり内もものつけ根にかかっていれば、両手を離すことも可能ですが、やや不安定なので、初めは両手で布を持っておきましょう。
ガチガチに緊張して筋肉を使ってしがみつく必要はありません。起き上がったら反対側も同様に行います。
エアリアルヨガを快適に行うポイントは、無駄な力を抜くことです。
特に、布をつかむことが多いので、握力や力こぶの筋肉を必要最小限だけ使って、疲れないようにリラックスして行いましょう。
布を信頼して…。
エアリアルヨガについてもっと知りたい方はこちら
また、エアリアルヨガの特徴をコラムでご紹介したいと思います。お楽しみに。