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体を柔らかくする呼吸ストレッチ【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2022.04.25
体を柔らかくする呼吸ストレッチ【動画あり】
こんにちは。美姿勢&ヨガ·ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
今回は、体を柔らかくするための効果的なストレッチ方法を、ご紹介します。
体を柔らかくするためのストレッチは、通常リラックスしながら呼吸を止めずに行います。
筋肉は、力を抜いてリラックスした方が柔らかくなり、呼吸を続けた方がリラックスしやすいからです。
ですが、あえて息を止める時間をつくることで、その後より脱力して体を柔らかくすることができることもあります。
▼目次
① 自律神経と呼吸
② 息を止めて吐く=より深いリラックス
③ 息を止めるストレッチのやり方
① 自律神経と呼吸
呼吸は、自律神経と深い関わりがあります。
自律神経は、心臓や血圧など、無意識に私達の心身の活動状態をコントロールする神経です。
自律神経のうち
・交感神経は「闘争神経」とも言われ、心拍数を上げたり緊張したりするなど
心身が活動的になる神経です。
・副交感神経は「リラックス神経」とも言われ、消化吸収をするなど、休息に適した状態になる神経です。
呼吸の中では
・吸う&止める息は「交感神経」
・吐く息は「副交感神経」
の働きを促します。
ですから、呼吸を利用することで、間接的に筋肉の状態をコントロールすることができ
体を柔らかくするのに役立ちます。
② 息を止めて吐く=より深いリラックス
自然に考えれば、息を長く吐きながらリラックスして、筋肉を柔らかくしてストレッチをするのが効果的だと思えるでしょう。
しかし、私達の体には平衡を保とうとする働きがあるため
例えば、息をしばらく止めた後は、たくさん酸素を取り入れようとして呼吸が深くなったり
お腹をペコペコに空かせた後は、体が栄養を取り入れようとして、吸収が良くなったりします。
ですから、大きく息を吸った後、息を止めている時の体は
交感神経がどんどん優位になる一方、副交感神経がスタンバイ状態になります。
そこで息を吐くと、交感神経に振れていたのが一気に副交感神経優位に変わり
緊張がゆるんで、より深いリラックスが訪れるというわけです。
③ 息を止めるストレッチのやり方
それでは実際に、体を柔らかくする「息止めストレッチ」を行ってみましょう。
片脚を前に伸ばして前屈をする場合を例に挙げてみます。
息を大きく吸って止め、体の内側に緊張が高まるのを感じます。
息が苦しくなりすぎる前に、一気にため息をつくように吐き、肩や足腰の緊張がゆるんで前屈が深まります。
何度かその呼吸を繰り返しながら、上体が前に倒れやすくなっていく変化を感じます。
いかがですか?
ストレッチが苦手な人ほど、呼吸を意識して利用し
吐いた時にリラックスし脱力できるようになると、どんどん体は柔らかくなっていきます。
どうぞお試し下さい。
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