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【よくある質問4選・part2】ヨガとストレッチの違いは?他|インストラクターが答える【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2023.10.17
目次
【よくある質問4選・part2】ヨガとストレッチの違いは?他|インストラクターが答える【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
ヨガ・ピラティスに関するよくある質問にインストラクターが答えます。
今回のテーマは4つ
①ヨガ(ピラティス)は週何回やったらいい?効果はいつごろから現れるの?
②ヨガ(ピラティス)は脚痩せになる?
③ヨガ(ピラティス)は運動(有酸素運動・筋トレ)になる?
④ヨガとストレッチの違いは?
です。
①ヨガ(ピラティス)は週何回やったらいい?効果はいつごろから現れるの?
インストラクター歴18年の私が、1週間にのべ400名程度のお客様を、週1回または隔週のレッスンでの変化を見てきた肌感でお答えします。
●週1回で続けている方は、最初1.5か月ほどで「肩こりが楽になった」「腹筋を使う感じが分かる」など、変化を感じ始めました。
どのような変化を感じるかは人それぞれですが、日常生活+αの運動を始めたことにより、身体は確実に応えてくれます。
●隔週(月2回)で続けている方は、最初3か月ほどで「体が柔らかくなってきた」「体が軽く感じる」など、変化を感じ始めました。
お客様自身が実感することもありますし、インストラクターから見ても「動きが滑らかになった」「力強くなった」など変化を感じます。
●日常生活で姿勢を意識するなど、意識する頻度が高いほど、変化が早いし体調を維持しやすい傾向はあります。
レッスンをした後の体感を2週間ほど維持できる、という方もいます。ただすべてにおいて、個人差はあります。
②ヨガ(ピラティス)は脚痩せになる?
結論から言うと「フォーム(動き方)による」です。
●例えばヨガで、椅子のポーズ(空気椅子のような形)を取る時
お尻を後ろに引けば、お尻とももの裏側・表側の筋肉がバランスよく使われ、ももの表の無駄な張りを予防できますが
お尻を後ろに引かないで行うと、ももの表側がかえって張ってしまい、太さが気になるでしょう。
●ピラティスは、体幹の筋肉を使って脚を操るエクササイズをしますが
体幹の筋肉を正しく使えなくて、ももの筋肉をメインに使って脚を動かすと
足がパンパンになったり、腰が痛くなったりすることもあります。
体幹の筋肉を正しく使うことで、脚は軽やかにほっそりさせやすくなります。
③ヨガ(ピラティス)は運動(有酸素運動・筋トレ)になる?
サッカーや水泳のように、激しく体を動かすスポーツは「運動」のイメージがあると思います。
ヨガ・ピラティスは「有酸素運動」「筋トレ」効果はあるのでしょうか?
●ヨガもピラティスも、他のスポーツに比べると「呼吸を意識して」「呼吸とともに体を動かす」を大切にします。
呼吸を意識するという点で、有酸素運動になります。
●ヨガは、柔軟性のイメージがあるかもしれませんが、ポーズによっては「体幹」「腕・足腰」の筋肉をかなり使います。
ピラティスは、主に体幹を意識して筋肉を使うトレーニングです。
④ヨガとストレッチの違いは?
●ヨガは、約5000年前のインドで発祥し、心・体・魂の調和的健康を目指して発展してきました。
非常に流派が多く、またSUPヨガやエアリアルヨガなど、様々な種類が生まれています。
柔軟性アップ、筋力アップといった肉体的な影響にとどまらず、リラクゼーション・集中力アップ・前向きになるといった精神的影響
ホルモンバランス・自律神経・免疫アップといった生理的な変化も期待できます。
●ストレッチは、1950~1960年代のアメリカで発祥し、スポーツ科学の一環で「筋肉の柔軟性を高める」ために生み出されました。
その名の通り、筋肉がついている骨の部分(起始・停止)を遠ざけて、筋肉を伸ばし柔軟性を高めることを目的としています。
スタティックストレッチ・ダイナミックストレッチ等、様々なアプローチの仕方も生まれました。
したがって【ヨガの幅広い効果・目的のごく一部にストレッチの効果・目的が含まれる】といえます。
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