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【レベル0】骨から腹筋を理解する!ピラティス|クリスクロス【動画あり】

  • 身体・姿勢・健康に関するコラム
  • 2023.11.14

■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com

 

「ウエストをねじる腹筋運動をすると、首が痛くなる」

「腹筋運動を軽々できるようになりたい」

「ピラティスをやっているが、一向に前進しない」

など、お悩みの方はいませんか?

 

今回から4回に分けて、上体と脚を持ち上げてウエストをねじるピラティスエクササイズ「クリスクロス」

段階を追ってマスターしていきましょう。

1回目の今回は「レベル0」【腹筋運動とは、どの骨をどう動かすこと?】を学んでいきましょう。

 

▼目次

① 腹筋運動とは「みぞおちと恥骨を近づける」こと

② 体幹のインナーマッスルの引き締めとは「坐骨同士を寄せる」ことから

③ ツイストして上体を上げる腹筋は「肋骨を腰骨に近づける」こと

 

① 腹筋運動とは「みぞおちと恥骨を近づける」こと

いわゆる6パックになる「腹筋」を、正確には【腹直筋】といいます。

腹直筋は、みぞおちから肋骨下部にはじまり、腰骨から恥骨にかけて帯状につながっています。

したがって、いわゆる腹筋運動「上体起こし」をする時は「みぞおちを恥骨に近づける」というイメージで行います。

 

※間違えがちなのが「おへそをのぞき込む」とイメージしすぎて、首を曲げすぎてしまうことです。

腹筋は首ではないので、あごの下にはさんだ卵を落とさないようにするスペースを空けて、首を痛めないように気をつけましょう。

 

② 体幹のインナーマッスルの引き締めとは「坐骨同士を寄せる」ことから

腹筋運動をするうえで欠かせない意識は、体幹のインナーマッスルを引き締めることです。

具体的には、内臓をぐるりと取り囲む「コルセット」の役割をする【腹横筋】を引き締めること

また、内臓が下に漏れないように巾着のように引き締める【骨盤底筋群】を引き締めることです。

これらのインナーマッスルは連動していて、どれかひとつを引き締めると、他方も同時にスイッチが入ります。

 

骨盤底筋群を引き締めるには、地面に体育座りをした時に当たる骨・または正座をした時にかかとに当たる骨「坐骨」同士を

左右近づけるようにします。すると、お腹周り全体も引き締まった状態になります。

 

 

③ ツイストして上体を上げる腹筋は「肋骨を腰骨に近づける」こと

ピラティスの「クリスクロス」エクササイズで、ウエストをねじりながら上体を持ち上げる時のイメージは

右の【肋骨下部】を左の【腰骨】に近づける、次に左の【肋骨下部】を右の【腰骨】に近づける。

交互に行います。

 

※間違えがちなのが「肘を対角の膝に近づける」イメージです。

結果、手で頭を引っ張り過ぎて、首を酷使し、腹筋をあまり意識できなくなってしまいます。

あくまで体幹を意識してコントロールするのが「腹筋運動」「ピラティス」では大切です。

首を痛めないためにも、体幹の骨を意識して動かすイメージを持ちましょう。

 

動画でチェックしてみましょう。

 

ピラティス「クリスクロス」【レベル0】はいかがでしたか?

 

マスターした方は【レベル1】の記事へ進んでみましょう。

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