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【お腹のガス】自律神経調整|ストレスで胃腸にガスが溜まる人のセルフケア&ストレッチ【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2024.10.08
【お腹のガス】自律神経調整|ストレスで胃腸にガスが溜まる人のセルフケア&ストレッチ【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
便秘・下痢だけでなく「お腹にガスが溜まる」不快感を感じることはありませんか?
胃腸の働きは「自律神経」に支配されています。
自律神経は名前の通り、意志に関係なく自律的に働く神経なので、私たちが寝ている時も、活動している時も
胃腸は消化・吸収・排出を行ってくれます。
胃腸の働きは、自律神経の中でも主に「副交感神経」がつかさどるため、私たちが活発に活動する時やストレスに対処する時に働く
「交感神経」が優位な時は、胃腸の働きは抑制されます。
または、ストレスによって胃腸の働きが乱れ、便秘や下痢、お腹にガスが溜まることがあります。
今回は、ヨガやツボ押し、セルフマッサージや呼吸などによって、自律神経のバランスを整え
お腹の不快感を予防・解消する方法を、動画付きでご紹介いたします。
目次
1 お腹のガス解消ヨガ10選
●うつ伏せつま先立ち
うつ伏せになり、両つま先を立てて床を蹴ります。
お腹が床に押し付けられた状態で前後に動くため、腸のマッサージができます。
丸めたタオルなどをお腹の下に置いておくと、よりマッサージ効果が増します。
●うつ伏せ膝下左右
うつ伏せで両膝を曲げ、膝下を左右に倒します。
骨盤や股関節周り、お腹のストレッチ効果があります。
●スフィンクスのポーズ
両肘をついて背骨を反らせたうつ伏せになり、スフィンクスの格好になります。
お腹が伸ばされ、胃の経絡の刺激で消化を助けます。
●スフィンクスのポーズ2
スフィンクスのポーズから、余裕があれば
片膝曲げて手で押さえます。
ももの表からお腹にかけての伸びが強まり
さらに自律神経のバランスを整えます。
●サソリのポーズ
うつ伏せで両肘をwの形でを曲げ
床につきます。
片膝を曲げて持ち上げ、反対側へと持っていきます。
無理なく呼吸ができる位置でキープしましょう。ゆっくり3〜5呼吸程度。
お腹がよく伸ばされ、胃の経絡の刺激で消化機能を助けます。
反対側でも同様に行います。
●子供のポーズ
別名お祈りのポーズ。お祈りのような形でリラックスして呼吸を続けます。
背骨周りがよく伸びるので、自律神経の働きを整えて、胃腸の働きを正常にするのを助けます。
●ガス抜きのポーズ
仰向けで片膝を胸の前に抱え、呼吸を繰り返します。
お腹と背中を刺激し、名前の通りお腹のガスによる不快感を和らげるとされるポーズです。
胃腸の血行を促します。
反対側でも同様に行います。
●ワニのポーズ
ガス抜きのポーズから、引き寄せた膝を反対側の床へと倒し、背骨をねじるポーズ。
倒した膝と反対側の床に目線を送り、呼吸を続けましょう。
自律神経の働きを整え、深い呼吸で内臓をマッサージして血行を良くします。
反対側でも同様に行います。
●仰向け三日月のポーズ
仰向けで脚を閉じ、両腕はバンザイして頭上で合掌します。
両腕と頭・両脚を右側へずらして置き、全身で三日月の形を作ります。
腰が反らないように、おへそは天を向いた状態です。
体側を伸ばし、内臓の血行を良くし
自律神経の働きを整えます。
2 お腹にガスが溜まる人のためのストレスケア10選
●百会のツボ
頭頂部のツボを、手の付け根かこぶし、または手の指先で押します。
全身の血行·脳脊髄液の巡りを良くし、体調を整えます。
胃腸のガスの原因のひとつであるストレスの解消をします。
●頭皮マッサージ
手指で頭皮を動かすようにマッサージします。
副交感神経の働きを整え、胃腸の血行を促します。
胃腸のガスの原因のひとつであるストレスを解消します。
●みぞおちマッサージ
みぞおちに指を押し込みながら息を吐きだし、吸いながら力を緩めます。
みぞおちは自律神経のツボで、呼吸が浅い時ほどみぞおちは硬く痛いです。
柔らかく痛く無く押せて、リラックスしている状態の時、胃腸の血行が良い副交感神経が優位な状態です。
●肋骨下マッサージ
左右の肋骨の下に指を巻き込むようにしてマッサージをします。
横隔膜のある部分で、呼吸を深くし、自律神経の働きを整え、胃腸の働きを良くします。
●土踏まずマッサージ
土踏まずは胃腸の反射区で、マッサージをすると胃腸の血行と健康を促します。
●足の三里のツボ
膝頭の外側に、Lの形にした手を当てた時に、中指が当たる部分(腓骨頭のキワ)を足の三里のツボと言います。
胃腸の調子を整え、ストレスを解消します。
●手の三里のツボ
肘を曲げた時にできるシワから指の幅3本分前腕側(手首方向)へ移動した部分の骨(前腕)のキワを
手の三里のツボと言います。足の三里同様、胃腸の働きを整え、ストレスを解消します。
●合谷のツボ
手の甲側の、親指と人差し指の骨が合わさる部分の内側を「合谷のツボ」といいます。
ストレスや不定愁訴解消に役立ちます。
●腹式呼吸
吸う息で横隔膜が下がり、内臓が押されてお腹が出る呼吸法です。
リラックスを促し、内臓をマッサージし、胃腸の血行を良くします。
●腸のマッサージ
直接お腹を触れて押すマッサージ。右腰骨の内側から押し始め、右肋骨下→左肋骨下→左腰骨内側→右腰骨内側
へとのんびり推し進めていきます。腸の働きを整え、便秘やガスの不快感を解消します。
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