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【関節リラックス法】肩・股関節の痛みを長引かずに回復させるには?!|力を抜いて動かすメリットと方法【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.09.10
目次
【関節リラックス法】肩・股関節の痛みを長引かずに回復させるには?!|力を抜いて動かすメリットと方法【動画あり】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
腕を上げると肩が痛い、脚を動かすと股関節が痛い、と言った経験はありませんか?
毎日動かす場所で、痛みがあると、かばって余計な力が入り、なかなか治らないことがあるものです。
今回は、関節回りをリラックスさせて動かすリハビリ方法について、お伝えします。
●痛い時に入る「余計な力」が治りを遅くする
例えば腕を上げる時に肩が痛い場合、痛い肩が緊張して、肩を上げることで痛みをごまかそうと(かばおうと)することがあります。
当面の痛みはごまかせたとしても、腕を上げる時に肩も上げる、という不自然な動きのクセがついてしまいます。
本来、腕を上げる時に、肩を上げる筋肉は使わないのですが、肩を上げることで、筋肉が肩の関節に引っかかりやすくなり
かえって肩を痛めることもあります。また、肩を上げると体幹の力が抜けやすくなり、姿勢を維持する力が弱いことも、回復を遅くします。
●関節をリラックスさせて動かすリハビリ
痛いからと余計な力を入れてかばうのではなく、できるだけ余計な力を抜いて、関節をリラックスさせながら動かす
本来のスムーズな関節の動きを再現することが、余計な癖をつけることなく回復させるためのリハビリの早道になります。
自力で重たい腕を持ち上げるのは肩が痛い場合、モノに手の重みを預けて動かす受動的な方法がおすすめです。
・傘の柄を使う
傘の持ち手に痛い方の手を乗せて、反対側の手で傘を動かします。痛い方の肩の力を抜きながら、腕を動かすことができます。
・ぶら下がった布・ブランコを使う
ぶら下がった布・ブランコのようなものがあれば、痛い方の手を乗せて、ゆらゆらとリラックスしながら動かします。
・ボールを使う
ボールに痛い方の手を乗せて、肩をリラックスさせながらボールを転がします。
いかがですか?余計な力を入れる癖をつけないように、受動的でリラックスした関節の状態を作ることで
痛みを複雑にせずに回復を助けます。
徐々に痛みが取れてきたら、少しずつ自力で動かすように切り替えていきます。
その際、体幹の力が入っていることが大切です。体幹の力があると、肩や四肢の余分な力みが抜けやすくなります。
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