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メンタルヘルスにヨガが役立つ理由|自律神経調整・呼吸法・傾聴心理【動画あり】

  • 心の健康に関するコラム
  • 2022.10.20

メンタルヘルスにヨガが役立つ理由|自律神経調整・呼吸法・傾聴心理【動画あり】

こんにちは。こころケアヨガインストラクター・上級心理カウンセラーの美宅玲子です。

情報社会で誰とでもインターネットでつながれる時代で起きたコロナ禍。

人とのつながりが薄くなり孤立したり、ひとりで悩みを抱える人が、老若男女問わず多くいるのではないでしょうか。

メンタルヘルスは、身体の健康に比べ目に見えにくいため、周りの人も気づきにくく、また本人もSOSを出すことを躊躇して、悪化させてしまう傾向もあります。

 

私達は、ストレス無しに生きていくことはできません。ストレスをどのように捉えるか、自分をどのように見つめるかで、ダメージはぐんと変わってきます。

といっても、頑張ってポジティブ思考になろうとか、他のことをして誤魔化そうということではありません。

 

今回は、ヨガに傾聴心理学の手法を取り入れて、メンタルヘルスに役立てる方法を、心の不調の基礎知識とともに動画付きでご紹介します。

 


▼目次

① カウンセリングとヨガを実践した私の経験

② ストレスがかかると身体に起きる反応

③ ストレス(心の不調)を感じやすいタイプ

④ 傾聴とヨガをメンタルヘルスに役立てる

⑤こころケアヨガ(自律神経調整)·呼吸法·傾聴心理コース


 

① カウンセリングとヨガを実践した私の経験

 

私は、高校時代から20年ほどの摂食障害の経験と

20代に気分障害(うつ状態)で3年半ほど心療内科へ通院して、カウンセリングを受けた経験があります。

 

ヨガは、うつ状態で通院している期間に定期的に始め

カウンセリングの効果と相まって、服薬と通院を卒業することができました。

 

その経験を活かすため、フリーランスのインストラクターとなり

上級心理カウンセラーの資格を取得しました。

 

ヨガは身体を伸ばしながら、ゆっくり自分の心を観察し対話する、瞑想の時間なので

自分で自分の性格の傾向に気づいたり、それを否定することなく自然にありのままでいることができました。

 

カウンセリングでは、カウンセラーが私情をはさまず鏡のように自分の状態に気づかせてくれたり、無理のない提案をしてくれたりしたお陰で

安心して落ち着いた時間を過ごし、徐々にポジティブさを取り戻すきっかけを作ってくれました。

 

② ストレスがかかると身体に起きる反応

 

ストレスがかかるのは、誰しもあることです。ストレスがかかると、私達の体には何が起こるのでしょうか。

 

《自律神経》

ストレスがかかると、いっときはショックで機能が落ちますが、すぐにストレスに対抗する交感神経が活発になります。

しばらくその状態で体は安定しますが、長く強いストレスが続くと、体は疲弊して、自律神経のコントロールを失い、バランスが崩れます。

そこで、肩こりや胃腸障害など、様々な心身の不調が表れます。

《内分泌》

ストレスを受けると、脳下垂体から副腎皮質へ向けて、ホルモンを出すように働きかけるホルモンが放出されます。

それを受けて副腎皮質から、コルチゾールなどストレスに対抗するホルモンが出され、ストレスに強い状態を作ります。

しかし、それでも強いストレスが長く続くと、内分泌のシステムも疲弊してコントロールを失ってバランスが崩れ、不眠やイライラなど、心身に不調が表れます。

《免疫系》

ストレスがかかると、まず私達の体はショック状態になり、免疫機能を含め様々な機能が落ちます。

免疫は、自律神経や内分泌と連携して働いているので、自律神経や内分泌系と同様すぐにストレスに対抗して、免疫の高い状態になります。

しかし長期間に渡りストレスが強く続くと、それらの連携が崩れるので、免疫機能も弱まり

風邪やアレルギー症状、うつ症状など、心身に不調が表れます。

 

③ ストレス(心の不調)を感じやすいタイプ

 

ストレスを感じた時に起こりうる体の反応を見てきましたが、そもそも同じストレスを強く感じるタイプと、感じないタイプの性格があります。

 

どのようなタイプの人がストレスを強く感じやすく、心の不調を起こしやすいのでしょうか。

 

 

動画では、ストレスを感じやすいタイプの他

•心筋梗塞や狭心症を起こしやすいタイプAの性格

•気分障害になりやすいタイプ

•不安障害になりやすいタイプ

も紹介しています。

 

それらを総括すると

•取越苦労、心配をしやすい

•自他に厳しく、自分の意に沿わないことがあると許せない

•人当たりが良く、周りに気を遣う

•几帳面、真面目、完璧主義、負けず嫌い

•感受性が豊かで傷つきやすい

•自己中心的、感情的になりやすい

などとなります。

 

特にこの記事を読んでいる方は誰しも

大なり小なり、当てはまる部分があるのではないでしょうか。

 

④ 傾聴とヨガをメンタルヘルスに役立てる

 

自分や同僚·家族·友人などのメンタルヘルスを維持増進するために、何ができるでしょうか。

 

心の健康には『ありのままの自分で存在していい』という安心感や自信が不可欠です。

ありのままの自分を自分で受け入れたり、人に受け止めてもらえる成功体験の積み重ねが、心を回復させてくれます。

 

そのために『傾聴』という方法があります。

 

傾聴は、人や自分の思いを否定せず、そのまま受け止める聴き方です。

 

人は、今までの経験や性格傾向から、自分や相手の話に対して否定したり説教したり同情したり、様々な私情をはさんで聴きがちです。

 

そうではなく、自他の素直な考えや感情を「○○だったのですね」と、鏡のように受け止めることで、感情や思いをそのまま感じていいのだ、存在させていいのだという安心感が生まれ、生きる力が湧いてきます。

 

ヨガは、ポーズを取りながら自分の心身で感じたことを肯定し、一番心地よいポジションを選んでいく過程です。

まさに自分に対する傾聴です。

 

⑤こころケアヨガ(自律神経調整)·呼吸法·傾聴心理コース

 

心理学と傾聴法を学び、それをヨガに組み込む『こころケアヨガ』を身につけるコースを開講します。

メンタルヘルスに役立つ自律神経調整ヨガ·呼吸法も行います。

自習を繰り返して、ご自身の生活にヨガのリズムを取り入れます。

 

■こころケアヨガ(自律神経調整)·呼吸法·傾聴心理コース

 

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