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【ピラティスは地味?】インナーマッスルを鍛えるメリット|指示が細かくてマニアックなのはなぜ?【動画あり】

  • 身体・姿勢・健康に関するコラム
  • 2023.01.08

【ピラティスは地味?】インナーマッスルを鍛えるメリット|指示が細かくてマニアックなのはなぜ?【動画あり】

■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com

 

皆さんは、ピラティスレッスンに参加したことはありますか?

最初に参加した時の印象はいかがでしたか?

ピラティスを継続している方は、続けている理由は何ですか?

 

ピラティスはヨガと比較して語られることが多いですが

-ヨガは動物に似せた形を作ったり、全身を大きく動かしたり、はっきりした分かりやすいポーズを取ることが多いのに比べて

-ピラティスは、動きが小さく、インナーマッスルに焦点を置きながら地味なエクササイズを反復することが多いため

 

「ピラティスは分かりにくい」「ピラティスはいまいち面白くない、きつい」と感じる方もいらっしゃると思います。

今回は、なぜピラティスは動きが小さく地味で、細かく正確な動きを要求されるのか、マニアックさの理由をご紹介します。

 

 

① ピラティスエクササイズの特徴

ピラティスエクササイズの特徴としてよく挙げられるのは

-動きが小さい

-体幹・インナーマッスルを意識する

-反復運動である

また、ヨガと共通しているのが

-呼吸と動作を合わせる

-最終的な目標は「心身の調和と健康」であること

です。

 

ピラティスは、シンプルな動作を繰り返しながら

-体幹部の筋肉を引き締め

-使っている筋肉を意識しながら、動きをコントロールする

ので、それができるようになると

リハビリはもちろん、腰痛などのけが予防、姿勢改善、内臓の活性化、スポーツのパフォーマンスアップまで

体力レベルを問わず、誰でも実践して恩恵を受けることができます。

 

② インナーマッスルを鍛えるメリット

多くのスポーツは、全身を大きく動かすために手足やお尻、背中など大きな筋肉「アウターマッスル」をメインに使います。

一方ピラティスでは、全身の動きは小さいですが、【体幹部】の筋肉を常に引き締めて意識し

【肩関節や股関節周り】のインナーマッスルも意識しながら、その小さな動きをコントロールして正確に行います。

なぜ、外からは見えづらい体幹部やインナーマッスルに焦点を当てて鍛えるのでしょうか。

 

実は、基本的な姿勢を維持し、アウターマッスルを効果的に働かせるためには、インナーマッスルの働きが欠かせないのです。

インナーマッスルは、背骨一本一本をつなぎ、関節周りを安定させ、体幹周りを覆っています。

そうしたインナーマッスルのお陰で、私たちは歩いたり座ったりする時に、簡単には姿勢が崩れずに作業をすることができます。

もし、インナーマッスルが関節や背骨、骨盤周りをつないでいてくれなかったら、体を動かす前にグラグラと姿勢が崩れてしまうでしょう。

 

体幹部や関節のインナーマッスルを鍛えることによって、姿勢が安定した状態で、リラックスして歩いたり物を持ったり運動したり

できるようになるので、ケガ予防・スタミナアップにつながります。

それは、リハビリ目的の方にも、一般生活者にも、スポーツ愛好者からアスリートまで、皆が等しく必要な能力・トレーニングです。

 

③ 地味で細かい、きついマニアック…ピラティスを楽しむ方法

それでも地味で細かく、きつくて正確な動きを要求されるピラティスを続けて楽しむ方法は何でしょうか。

 

-ゲーム感覚で楽しむ

-今しているエクササイズが日常やスポーツのどのシーンで使われるのかイメージする

-心身の内側に集中する瞑想時間を楽しむ

 

ピラティスエクササイズには、バランスを取るものがいくつもあります。

バランスエクササイズは、バランスがとれるか崩れるかが明確で、ゲーム感覚になれます。達成感もあるでしょう。

また、例えばヒップエクササイズがヒップアップに役立つとか、お腹を凹ませるエクササイズで腰痛を予防するコルセットを作れるとか

今自分がしていることが、直接何の役に立っているのかを意識することは、モチベーション維持にも有効です。

エクササイズができたかできないかよりも、呼吸と動作を合わせながら滑らかに動き続ける心身の感覚自体に集中することによって

瞑想効果で、幸福感を感じることができます。

 

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