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片側の首肩・腰だけ痛いのはなぜ?「休め」姿勢の落とし穴~骨盤のゆがみを予防する方法【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2023.05.05
目次
片側の首肩・腰だけ痛いのはなぜ?「休め」姿勢の落とし穴~骨盤のゆがみを予防する方法【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
・いつも右側の股関節が痛くなる
・痛めるのはいつも右肩、凝るのは右首
など、同じ側の首肩・腰股関節などを痛める傾向はありませんか?
それらの原因のひとつに『普段の無意識の偏った姿勢』があります。
-いつも右脚に体重をかけて立っていませんか?
-いつも左ひじに体重をかけて右手で作業していませんか?
片側に体重をかけることで、ゆがみと痛みが発生する可能性が上がります。
今回は、その意外な理由と予防法を、動画とともにご紹介いたします。
▼目次
① 骨盤のゆがみ~片脚体重「休め」の落とし穴
② 首肩の痛み~肩腕体重「休め」の落とし穴
③ ゆがみを予防する方法~体幹を鍛えよう
① 骨盤のゆがみ~片脚体重「休め」の落とし穴
片側の足にいつも体重をかける癖はありませんか?
いつも同じ側に体重をかけて、それがクセになると、「休め」の体勢で筋肉の力を抜く傾向があります。
そうるすと、写真のように骨盤が斜めに傾きます。
寄りかかったまま力を抜く方が楽になり、姿勢を維持する最低限の体幹の力も抜け、ゆがんだ体勢で筋肉のバランスが崩れていきます。
伸ばされる筋肉と、縮んだままの筋肉ができて固定化し、疲労物質がたまって片側の股関節や腰が痛むことがあります。
動画で確認してみましょう。
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② 首肩の痛み~肩腕体重「休め」の落とし穴
床に座って体重を支えて作業する時、片側の腕で体重を支えて、反対側の手で作業をすることはありませんか?
写真のような体勢を取ると、肩や体幹の力が抜け、肩が上がってしまいませんか?
片側の肩が上がりやすい状態だと、肩関節が不安定になり、姿勢を維持する体幹の力も抜けます。
結果、首肩の位置がゆがみ、痛みが出ることがあります。
動画で確認してみましょう。
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③ ゆがみを予防する方法~体幹を鍛えよう
片側に体重をかけることがクセになると、そこで体幹の力が抜けて、癖から抜け出しにくくなってしまいます。
体幹を垂直に、重心を真ん中に維持する筋力があれば、そもそも片足に体重をかけなくても疲れませんし、姿勢が左右偏らずに済みます。
ピラティスの様々なエクササイズによって、体幹を鍛えることで、左右に偏らなくても落ち着いて立っていられるようになります。
ピラティスエクササイズの動画はこちら
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いかがでしたか?左右に偏った首肩や腰の痛みの原因で、ご自身で思い当たることはありませんか?
左右に体重をかけなくても済む体幹の力を意識して、ゆがみや痛みを予防していきましょう。
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