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ヨガで「バランス感覚」を磨く方法
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2023.08.05
目次
ヨガで「バランス感覚」を磨く方法
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
片足立ちやつま先立ち、電車など動く乗り物の中で保つ「姿勢のバランス」、皆さんはグラグラせずにいられますか?
ぐらぐらが気になることはありませんか?
ヨガでは、毎回バランスを取るポーズを行って、バランス感覚を養っています。
ヨガのポーズをバランスよく取るためにも、日常生活を快適にするためにも、どのようにバランスを取るコツをつかめばいいのでしょうか。
今回は、動画付きでポイントをご紹介します。
▼目次
① 内ももでクッションをはさむエクササイズ~内側の筋肉の鍛え方
② 目をつぶってバランス感覚を養うヨガの方法
③ 一直線上を歩く骨盤周りの筋力をつけるエクササイズ
① 内ももでクッションをはさむエクササイズ~内側の筋肉の鍛え方
内ももにクッションを挟んで立ちます。
膝頭同士が内側を向かないように、股関節をやや外ねじりにするイメージを持ちながら、クッションを軽くつぶしてみましょう。
次に、足指の使い方をチェックします。
足指は伸ばして親指から小指まで均等に体重をかけて立ちます。
また、ありがちなバランスの崩し方として、骨盤が軸足の外側にスライドしてしまう癖が挙げられます。
お尻が外側にスライドしないように、軸足で地面を押して骨盤の高さを保ちましょう。
動画はこちらです。
【関連記事】【バランス感覚を磨く】ヨガ・ピラティスインストラクターが教える|あえて不安定な状況をつくるエクササイズ3選【動画あり】
② 目をつぶってバランス感覚を養うヨガの方法
普段、私たちは目からの情報をもとに、姿勢のバランスを取ることが多くあります。
片足立ちをしようとしたら、足元がふらふらした。
三角のポーズを取ろうとしたら、後ろに倒れそうになった。
しかし、見た目にバランスが崩れる前に、重心の位置が動いたり、足裏の体重が乗る感覚が変わったりするなど
目を使わない体の内側の感覚が変わっています。それにいち早く気づくことによって、バランスが崩れないように修正することができます。
目をつぶりながら逆さまになったり、横に体を倒してみたりしましょう(安全の範囲内で)。
内臓の位置が動く感覚
重力を感じる方向が変わる感覚
ほっぺたの肉が動く感覚
など、目を開けていた時には気づかなかった、体の内側の感覚に意識が向くでしょう。
どの程度体を傾けたら、どの程度内臓が動くのか。そうしたことの繰り返しで、バランスを取る感覚のコツをつかんでいきます。
動画はこちらです。
【関連記事】【ヨガで目をつぶるメリット】視覚以外の感覚を磨こう【動画あり】
③ 一直線上を歩く骨盤周りの筋力をつけるエクササイズ
平均台の上を歩くイメージで、一直線上をゆっくり歩いてみましょう。
ふらふらする場合、足の親指で床をとらえる意識を持つといいでしょう。
次に、中腰程度に腰を落として、平均台の上を歩いてみましょう。
一直線上を歩くために骨盤周りを安定させるお尻やももの筋肉を鍛えることができます。
後ろ歩きも同様に行います。
何度も繰り返して慣れてから、再び重心を持ち上げて(元に戻して)歩くと、股関節周りの安定感が増していることが分かります。
動画はこちらです。
【関連記事】肩の力を抜けば、腹に力が入る!【姿勢美人への道~イメージエクササイズ】1228日目
いかがでしたか?
一口に「バランス感覚」「ヨガ」といっても、様々なアプローチでバランスが取れるように鍛える方法があります。
どうぞ取り入れてみてくださいね。体力を維持・向上して、快適に日常生活が送れますように。
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