コラム
column
「ヨガ」レッスンは男性が行ってもいい?〜男性がヨガをするメリット・不安や疑問に答えます!
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2026.02.24
目次
「ヨガ」レッスンは男性が行ってもいい?〜男性がヨガをするメリット・不安や疑問に答えます!

■著者:美宅玲子(ヨガインストラクター|RepureBODY代表)
「ヨガって女性がするイメージがあるけど、男性がやっていいの?」
「女性限定ヨガスタジオが多いから、限定されていないレッスンでも、男性が参加するのはハードルが高い···」
そんな心配をお持ちではありませんか?
今回は
- ・男性でもヨガレッスンに通える?
- ・そもそも男性でもヨガはできる?
- ・男性がヨガをするメリット
- ・ヨガを生活に取り入れる男性の声
- ・男性がヨガに通える方法5つ
- ・男性がヨガに通う時の注意点Q&A
をご案内します。

■ 男性でもヨガレッスンに通える?
もちろん、女性限定クラス(スタジオ)でなければ通えます。
- ・スポーツクラブ
- ・ヨガスタジオ
- ・オンラインレッスン
などがメインですが、筋トレをメインに行う
- ・パーソナルトレーニングスタジオ
でもヨガレッスンを提供していることもあります。
「メンズヨガ」など、男性専用を銘打っているクラスもありますが
多くは女性と同じクラスです。
男性が参加することも想定されているので
どうぞ気軽に足を運んでみて下さいね。

■そもそも男性でもヨガはできる?
もちろん、男性でもヨガはできます。
『身体が硬くてヨガのポーズができないと
皆の足を引っ張るんじゃないか?
参加してもいいのかな?』
と不安に思うかも知れません。
確かに完成ポーズの中には高い柔軟性が必要なものもあります。
しかし、ポーズの見た目・出来栄えは
- ・ヨガができる・できない
- ・ヨガをしてもよい・いけない
に全く関係ありません。
呼吸を整え、内面を意識しながら丁寧に身体を動かすことがヨガだからです。
「難しいポーズを完成させる=ヨガができる」
ではなく
「様々なポーズを取る過程で自分の心身の変化に向き合う=ヨガを楽しむ·味わう」
です。
筋トレなど他のスポーツとヨガの違いは?
ヨガは
- ・テニスやゴルフのように勝敗が決まるスポーツでもなく
- ・マラソンやウエイトトレーニングのように数値で記録が出るスポーツでもありません。
人と競ったり、タイムを縮めるために頑張ったりする性質の運動ではなく
リラックスしながら自分の心身の健康のために行うセルフケアです。
ヨガにおいて女性と男性の違いは?
女性と男性では
- 骨格の違い
- ホルモンの違い
がヨガに影響します。
骨格では、例えば
骨盤の骨(寛骨)と股関節の形に違いがあります。
- 女性は太ももの骨が股関節に浅めにはまっているのに対して
- 男性は深くはまっている(個人差はあります)
ので
一般的に男性の方が股関節の柔軟性を必要とするポーズ(開脚、ハトのポーズなど)が取りにくい傾向があります。
また、女性ホルモンの一部は
赤ちゃんの通り道を広げるために、関節をつなぐ筋肉の緊張を和らげる働きがあります。
そのため、一般的&相対的には男性の方が関節可動域が狭いと言われています。
・男性の方が取りにくいポーズがある(個人差がある)こと
・女性は生理中に逆転のポーズを避けた方がいいという流派もあること
強いて言えばそれくらいで、あとはヨガに男女の別は全くありません。
誰かと比べるのではなく、自分で自分の骨格や体質・体調を知り
今の自分に合ったポーズを気持ちよく取りましょう。

■男性がヨガをするメリット
ヨガをすることで得られるメリットはたくさんあって、実はここには書ききれないほどです。
・ストレス解消・マイペースでいられる
仕事で結果を求められ、日々競争にさらされて、ストレスで神経がすり減っている方にこそ、ヨガはおすすめです。
ヨガは人と比べず、マイペースで心地よく身体を伸ばす運動(瞑想)です。
ストレスが癒され、心身の緊張がほぐされリラックスできます。
ヨガレッスンで様々なポーズを終えた後に行うシャバアーサナ(休息)では、毎回眠り込んでしまう方もいるほどです。
・自己肯定感を上げる・自信がつく
ヨガは、自分や他人に対してジャッジせず、ただ今の状態を観察する「動く瞑想」です。
仕事で人と比べられ、私生活で自分や他人を『いい、悪い』と判断して
思うようにならないことを嘆いたりイライラしたりする人こそ、ヨガの精神で心が落ち着きます。
今の自分をありのまま受け入れることで、自己肯定感が上がり、徐々に自信を持つことができます。

・血流が良くなり、体調管理がしやすくなる
「冷えは万病の元」といいます。
身体のすみずみの血流が悪くなることが、心身のあらゆる不調の原因です。
ヨガは飛んだりはねたりするような激しい運動ではありません。
激しい運動は交感神経を刺激し、大筋群へ優先的に血液を送るため、末梢の血流が悪くなることがありますが
ヨガは副交感神経を刺激し、手足の先や内臓への血流を促すので
冷えを解消し、様々な不調を予防します。
・呼吸が深くなり、ぐっすり眠れて疲労回復
ヨガは呼吸を大切にし、呼吸に合わせて体を動かします。
ポーズの形よりも、それがいかに力みなく自然で自分の体調に合っていて、心地よく行えるかの方が大事だからです。
呼吸を深くすると、自律神経の働きが整い
内臓の調子を良くして、疲労回復・ストレス解消・リラックス効果があります。
普段デスクワーク等で頭を使う割には運動不足で、精神的なストレスが溜まり
夜もブルーライトを浴びる影響で深く眠れない方にこそ
ヨガでほどよく体を動かし最後リラックス(シャバアーサナ)することで
深い眠りにいざない、心身のリズムやホルモンバランスを整えます。
・柔軟性と筋力がつき、ケガや痛みを予防する
ヨガのポーズは
- じっくりと時間をかけて体をストレッチしたり
- ケガをしない正しく丁寧なフォームで筋力を高めたり
します。
普段無意識に偏った体の使い方をしたり
無理な動きをしたり、身体が硬くなったりすることでケガや痛みを抱えやすい人にこそ、ヨガがおすすめです。
ヨガは無理やり柔軟性の高いポーズをさせることはしません。
自分の柔軟性や筋力・体調に合ったポーズを選んで進めるので
無理なくケガや痛みを予防する体の動かし方・姿勢を身につけることができます。
・内臓の働きを良くし、免疫力アップ
ヨガは、深い呼吸とともに
背骨をまんべんなく動かし(丸める、反らせる、側屈する、ねじる等)ます。
深呼吸をし、背骨を動かすことで、内臓を直接マッサージして働きを促します。
また背骨に沿って走る自律神経は、ホルモンバランスや免疫力と三位一体で機能するため
背骨を様々な方向に動かし柔軟に保つヨガは、自律神経(副交感神経は内臓の働きを促します)の働きを正常にし
免疫力やホルモンバランスを整えて、抵抗力の高い状態を維持します。
風邪を引きやすい、消化が悪い方にもヨガはおすすめです。
■ヨガを生活に取り入れる男性の声

ロブさん(ワシントンDC・60代)
「最初にヨガを始めたのは15年以上前のことで、当時はストレス解消が目的でした。
それより数年前からマインドフルネス瞑想を始めていて、それが自然な流れで動く瞑想の形へとつながっていきました。
そしてそれがヨガへとつながったのです。
すぐに、古いケガの改善や新しいケガの予防にも素晴らしい効果があることに気づきました。
また、年を重ねるにつれて健康と体の動きを維持するうえでも、驚くほどの効果があると思っています。
ワシントンDCでヨガはあらゆる人たちに人気があると思います。
ストレスの多い仕事をしているビジネスパーソンにとっては、健康や仕事のパフォーマンスに大きな違いをもたらしてくれると思います。
器具無しでひとりで自宅でもできますし、友人と一緒にクラスで行うこともできるので、忙しい人にとっても非常に便利で融通がきくワークアウトです。」

遠田俊昭様(東京・50代)
「長い間苦しめられてきた50肩(両肩)がようやく治った1年前、50肩再発予防と体力増進を目的に、ヨガを始めようと思い立ちました。
ヨガを始めてから、毎朝30分程、マットの上で自分なりのヨガをしてます。
また時間があれば、夜もTVを見ながら体動かしてます。
おかげさまで、50肩の再発はなく(整形外科に通わなくてよくなり経済的にも◎)、趣味のゴルフにも好影響です。」

N.S様(東京・50代)
「自分は腰痛持ちなのですが、サッカー長友選手など多くのスポーツアスリートが実は長年悩んでいたが、ヨガで克服した話を聞いて自分もやってみたいと思いました。
先生のクラスは雑誌で紹介されたり色々なイベントに取り組んだり明るく元気そうで良いなと思いました。
また少人数で男性もいるので安心して始められました。
筋が良く伸びて上手くヨガポーズが出来た後は身体全体の血の巡りが良くなる感じでスッキリします。
また月曜から一週間働けます!
個人的には最後の寝転ぶ休憩タイムが身体がじわじわしてとても気持ちいい時間です。」

M.T.様(東京・50代)
「週1で体を動かしているのですが、体が固く体幹も弱いのでなかなか上達しない状況でした。
このため、ヨガ関連の番組があると録画して見ていました。
体幹を鍛えるには四股踏みがいい、と聞いたのでネットで検索したら、先生の動画があまたの力士より上位に掲載されていて、その後ホームページにたどり着きました。
ヨガの動画もたくさんあったのですが、説明が分かりやすいと思いました。
ホームページの『お客様の声』の中に、『男女問わずオープンな感じ』というコメントがあったので、背中を押されて参加しました。
鷲のポーズと足首回しを日課にしています。
当面の目標は背中で合掌。生きてる間にできそうに思えないのは鳩のポーズ。
以前より呼吸が深くなったように思います。」
■男性がヨガレッスンを受ける方法5つ
① スポーツクラブに入会し、ヨガレッスンに参加
スポーツジムの場合、マシンジムやプール・アクティブ系のレッスンなど様々な運動を選択して行えるため
男性会員が多く、プログラムのひとつのヨガにも参加しやすいでしょう。

② ヨガスタジオやサークルに入会し、レッスンに参加
女性限定ではないオープンなヨガスタジオやサークルに入会し、ヨガレッスンに参加しましょう。
スポーツクラブよりもメンバーが限定されているので、インストラクターに覚えてもらいやすく、より安心してマイペースで行いやすい環境です。
③ プライベートレッスンをお願いする
ヨガインストラクターに、マンツーマンまたは数人の仲間と一緒にプライベートレッスンをお願いしましょう。
よりオーダーメイドで自分に合った内容のヨガを実践することができ、成長を実感しやすいです。

④ オンラインレッスンに参加する
自宅で気楽に行いたいなら、オンラインレッスンがおすすめです。
予約時間までにスマホやパソコンの前にヨガマットを敷いて、動ける服装になっていればOK.
自分の画面をオフにすることもできるので、よりリラックスしてできるでしょう。
ただし、モチベーションを維持するのが大変かもしれません。

⑤ アウトドアヨガなど単発のイベントに参加する
定期的に参加することが難しい・ハードルが高く感じるなら、単発のヨガイベントに参加してみるのもいいでしょう。
地域の自治体主催の講座やリゾートホテルに泊まった時のオプション、友人が参加するヨガスタジオの単発イベントなど
探せば様々な場所でヨガに参加することができます。
最初は実際に参加したことがある友人に話を聞いてみたり、一緒に参加してもらったりするのもいいのではないでしょうか。
■男性がヨガに通う時の注意点Q&A

Q1 ヨガレッスンに参加する時の服装は何がおすすめ?
動きやすく速乾性のあるTシャツとジャージがおすすめです。
関節や筋肉をサポートする機能のあるタイツやサイズぴったりしたトップスは、短パンTシャツを重ね着するとよいでしょう。
Q2 場所が女性の隣になったら、気をつけることは?
基本的にはキョロキョロせず自分の内側に意識を向けて行うといいでしょう。
ポーズの向きによっては、女性の方向に顔が向くかも知れません。
その際は少し身体の向きや位置をずらして、女性が目に入らないようにするといいでしょう。
また、頑張りすぎて息を止めると
呼吸が乱れてうるさく感じられる方がいるのと、ヨガの効果も薄れてしまうので
呼吸がスムーズに続けられる無理のないポーズを選ぶようにしましょう。
Q3 ヨガマットは買った方がいい?
通う予定のスタジオにヨガマットのレンタルがあれば、最初はそれを利用して、買わなくてもいいでしょう。
通い続けるうちに、自宅でもヨガをしたくなったり
他の人が持っているヨガマットが気になったら、買い時です。
インストラクターや、ヨガ仲間に
おすすめのヨガマットを聞いたり、実際に触らせてもらったりすると確実です。

Q4 ヨガに通う頻度はどれくらいがベスト?
最初は週に1回、少なくとも2週に1回程度から始めていき
生活リズムにヨガが習慣化されてきたら、自然と
『ヨガをすると体調がいいから(あるいはヨガをしないと腰痛になるから)
もう少し頻度を増やしたいな(あるいは休まないようにしよう)』
と思うようになるでしょう。
体調が良くなる頻度を見つけてみましょう。
Q5 ヨガの前に食事しても平気?
ヨガは、頭を下にしたり
お腹を圧迫したりするポーズがよくあります。
そのため、直前に重い食事をすると、逆流したり集中力が削がれたり
消化のための血流が不足して消化不良になることがあります。
一般的にはヨガの前後2時間は食事を避けるようにと言われますが
レッスンの時間や生活リズムの上で、そうもいかない時
またお腹が空いた時は
バナナやゼリードリンクなど消化のいいものを軽く摂っておきましょう。

Q6 ヨガの後はアルコールを控えた方がいいの?
一般的にはヨガの前後2時間は飲食を避けるようにと言われますが
生活リズム上そうもいかないことも多いでしょう。
ヨガが終わった後は、全身の血流が良く
消化吸収も良い状態になっています。
そのため、アルコールを飲むと酔いが回りやすいでしょう。
飲みたい時は、薄めたり
度数の少ないアルコールを少しずつ摂ることをおすすめします。
逆に、プロテインなど
消化吸収させたい成分がある場合、それを優先的に摂ると効果的です。

Q7 どのくらいの期間で効果を実感できる?
ストレス解消効果やリラックス効果であれば、1回ですぐに実感できます。
柔軟性向上や筋力アップなど、体力に関する変化は、週1回の実践で約3ヶ月、月2回の実践で半年程度で目に見えてきます。
血圧や免疫力など体質の変化は、ヨガが生活スタイルになじんで落ち着くまで
体力の変化よりも倍近くかかると思って気長に取り組みましょう。
ダイエット効果は、食事の影響割合の方がが高いので、期間は言えません(笑)
■おわりに
いかがでしたか?
皆さんがヨガに興味を持ったきっかけは何でしょうか。
健康や体力維持増進、ストレス解消やリフレッシュなど…
最初に持った好奇心ややる気のままにヨガを続けて、皆さんがヨガの恩恵をたっぷり受け、素晴らしい人生を送ることを願っています。
このコラムがそのひとつの参考と、勇気のスイッチになれれば幸いです。
最後に、著者のヨガクラスのご紹介をしておきます。

■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
大学卒業後小学校教員となるも、心の不調で退職。心身の健康を求めてヨガ・ピラティスインストラクターの道へ進む。
心の不調を克服しただけでなく、正しい身体の使い方を身につけることで、長年の腰痛や反り腰・頸椎症・胃腸の張りなどを克服できることを知る。
姿勢改善を重点に置いた独自のエクササイズ・分かりやすい指導に定評がある。アウトドアヨガによるリトリートも長年行う。
◇スタジオレッスン(国立/国分寺/目黒)
◇オンラインレッスン
◇アウトドアヨガイベント






