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【股関節を柔らかくするコツ】体幹で骨盤を安定させる|ヨガ・ピラティス【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2022.02.09
目次
【股関節を柔らかくするコツ】体幹で骨盤を安定させる|ヨガ・ピラティス【動画あり】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクター美宅玲子です。
皆さんは、股関節が柔らかい方ですか?硬いと思いますか?
どうやったら股関節が本当に柔らかくなるでしょうか?
実は、骨盤を安定させる体幹の筋肉がないと、股関節を本当に柔らかくすることは難しいです。
今回は、なぜ柔軟性に体幹の筋肉が必要なのか、体幹の筋肉を鍛えながら柔軟性をアップさせる方法について
動画付きでご紹介します。
▼目次
① よくある股関節柔軟の間違い…どちらが股関節が柔らかいでしょう?
② 骨盤を安定させないと、股関節の筋肉がリラックスできない
③ 体幹を鍛えながら股関節を柔らかくする方法
① よくある股関節柔軟の間違い…どちらが股関節が柔らかいでしょう?
まずは上の写真で、左右どちらの股関節の方が柔らかいでしょうか?
誤解されがちなのが、右側の方が、一見股関節がたくさん前後に開いているので、柔らかいのではないかという意見です。
● よく見ると、右側は骨盤が前傾していて、そのせいで後ろ足が後ろに引けていることが分かります。
骨盤が前傾するのは、股関節の柔軟性ではなくて、腰椎の進展(腰が反っている)をしているからです。
股関節を開くことを、腰を反ることで代用して、ごまかしている(本人に自覚がなく)パターンが多いです。
● 左側は、骨盤が垂直に立っていて、股関節を前後に開いています。
ですので、純粋に股関節の柔軟性を使って脚を前後に開いているのは、左側で
腰を反って、股関節が開いているように「見せている」のが右側、ということになります。
右側は、腹筋の力が抜けていて、骨盤を起こすことができていません。
次に、この写真はいかがでしょう。
右側の方が、一見股関節を左に大きく開いているように見えるので、柔らかいように見えます。
● しかし、右側は、骨盤が一緒に左へ倒れているので、足の位置は見せかけで、実際股関節が開いている角度はもっと少ないのです。
● 左側は、骨盤が水平なまま、足が開く方向へはつられて倒れていないので、純粋に見た目の分だけ股関節が開いていることになります。
右側は、股関節を開いても、骨盤が足の重みに負けずに動かずにいられる体幹の筋力が弱いため、骨盤が一緒に倒れていってしまいます。
左側は、股関節を開いても、骨盤が足の重みに負けずに位置をキープする体幹の筋力があるので、骨盤が動かすにいられるのです。
② 骨盤を安定させないと、股関節の筋肉がリラックスできない
骨盤を垂直、または水平に保つ体幹の筋力がないと、骨盤の位置やストレッチの姿勢を維持するために、股関節や脚の筋肉に力が入ります。
股関節の柔軟は、股関節や脚の筋肉がある程度リラックスして柔らかくないと開けないので
実は、足の力を抜くために、骨盤の位置を安定させる体幹の筋力を使う必要があります。
骨盤の位置を安定させ、股関節や脚の筋肉をリラックスさせると、股関節を柔らかく安心して開くことができます。
③ 体幹を鍛えながら股関節を柔らかくする方法
それでは、骨盤の位置を安定させる体幹の筋肉を鍛えながら、股関節をストレッチする方法を、動画付きでご紹介します。
● ヨガ 猿のポーズ
骨盤を垂直に起こすために、お腹を凹ませる筋肉を意識して使ったまま、股関節を前後に開きましょう。
● ピラティス 左右開脚
骨盤を床と水平に保つため、お腹や骨盤周りの「コルセット」をイメージしてコルセットを一回り細く維持するように筋肉を使い
股関節やももの筋肉がリラックスさせながら、片足を横へ開いていくようにしましょう。
途中で脚の重みに負けて骨盤がつられて横へ倒れそうになったら、足の開く角度を少し戻して、骨盤の水平を保てる角度でキープしましょう。
いかがでしたか?無理して引っ張ったり、見せかけだけたくさん開いたように見せるのではなく、骨盤の位置を正しく維持することを最優先にすることが、実は股関節を柔らかくするストレッチの早道です。
どうぞお試しください。
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