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ヨガとピラティス、どちらをやったらいい?腹筋・背筋の鍛え方|インストラクターが違いを解説【動画付き】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2021.06.30
目次
ヨガとピラティス、どちらをやったらいい?腹筋・背筋の鍛え方|インストラクターが違いを解説【動画付き】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
ヨガとピラティス、知っているようで違いがよく分からない方は多いのではないでしょうか。
今回は、似たようなヨガとピラティスのポーズ・エクササイズを例にとって、その違いと身体の鍛え方・選び方を動画付きでご紹介します。
●腹筋を鍛えるヨガ・ピラティス
まずは、最初の写真にある、腹筋を鍛えるヨガ・ピラティスのポーズ・エクササイズとその違いについて、ご案内します。
◇左側がヨガの「船のポーズ」です。骨盤から背骨をまっすぐに伸ばして脚を浮かせ、バランスを取っています。
足を持ち上げたまま維持するために、腹筋を使うことはもちろん、背筋を伸ばしたままキープするために背筋も同時に使われています。
膝を伸ばす場合は、膝を伸ばすももの表の筋肉も使います。
◇右側はピラティスの「ティーザー」です。足を浮かせたまま、骨盤を後ろに傾けて腰を丸め、バランスを取っています。
お腹を引っ込めて引き締め、腰を伸ばしているので、背筋は使っていません。ももの筋肉なども基本的にはリラックスしていて
できるだけ腹筋を締めてお腹を凹ませることで、様々なエクササイズを行います。
●お尻・もも裏を鍛えるヨガ・ピラティス
次に、うつ伏せのポーズ・エクササイズをご案内します。
◇こちらは、ピラティスの「スイミング」の脚の練習です。見た目の動きは小さく、お腹を凹ませ恥骨を床に着けたまま、お尻やももの裏側の筋肉を使って脚を持ち上げています。
◇こちらは、ヨガの「バッタのポーズ」です。両足を持ち上げ、高さも比較的高いアクロバティックなポーズが、ヨガには多いです。
ピラティスでは、必ずお腹を引っ込めて腹筋を使って腰を守り、自分の腹筋の力が及ばないエクササイズはしません。
一方、ヨガでは動きが大きく、ピラティスで腰を守る体幹の筋肉を使う知識がないと、無理やり反動を使って脚を持ち上げることもあるなど
ケガを誘発しやすくなります。ピラティスは、動きは小さく地味ですが、体幹を安定させて安全で効果的な筋肉を鍛えます。
●ピラティスが土台、ヨガは応用とリラクゼーション
ですから、ピラティスでしっかりと腹筋を使い、体幹を安定させる体の使い方を覚えながらヨガのポーズを行うと
ケガを予防し、安全なポーズを長く楽しめます。
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