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ストレスで胃腸が張る・呼吸が浅い・緊張しやすい|肋骨呼吸法で不調を緩和【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2022.06.04
ストレスで胃腸が張る・呼吸が浅い・緊張しやすい|肋骨呼吸法で不調を緩和【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ·ピラティス·美姿勢インストラクター) HP: https://mitakureiko.com
ストレスを感じやすく、胃腸が張りやすい。
緊張しやすく、呼吸が止まっていることがある。
みぞおちやお腹を触ると冷たく、硬い。
肋骨が開きっぱなしになっている。
背中や腰にも、板が入ったように硬い。
どれかに当てはまることはありませんか?
今回は、それらの不調に共通している原因と、予防緩和をする方法(呼吸法)をご紹介します。
▼目次
① ストレス・緊張症状と自律神経
② 肋骨開きっぱなしと自律神経
③ ストレス状態をゆるめる呼吸法
① ストレス・緊張症状と自律神経
ストレスや緊張を感じると、無意識で私たちの体の活動状態をコントロールする自律神経のうち
交感神経が優位になり
・呼吸が浅くなったり
・胃腸や手足の先などの
末端の血流が悪くなります。
筋肉が緊張するので
・お腹や背中を押すと硬かったり
・肩こりや頭痛を感じる人もいます。
胃腸の血流が悪くなると、消化吸収の働きが異常になり、便秘や下痢、ガスがたまるなど
胃腸の不調を感じることがあります。
【関連記事】【胃腸の不調】交感神経に関係あり?!ヨガでケアできること8選
② 肋骨開きっぱなしと自律神経
人によっては、ストレスや緊張状態によって、呼吸が浅くなり
息を吸ったままの状態で、肋骨の間が左右広がったまま、あばらが出ている人もいます。
肋骨が広がったままということは、背骨回りの筋肉は緊張したまま、背中や腰に板が入ったように硬くなります。
背骨回りの緊張は、交感神経を優位にするので
・緊張・ストレスを高めたり
・呼吸がしづらく浅くなったり
・末端が冷えたり凝ったり
・胃腸の調子が落ちたり
症状をエスカレートさせてしまいます。
③ ストレス状態をゆるめる呼吸法
肋骨が広がったままになり、動きが無くなってしまうのを改善するために
ピラティスの「胸式呼吸」を行ってみましょう。
・肋骨に手のひらを当てて、息を吸い、肋骨を左右に広げます。
・息を吐いたときに、肋骨同士を左右から中央に寄せ、胃を引っ込めるようにしてみましょう。
緊張が強く、あばらが出ている人は、この腹筋の使い方が最初は難しいかもしれません。
ですが、少しずつ肋骨の動く範囲が広がっていき、筋肉の伸び縮み・弾力が出てて
自律神経のバランスを整えやすくなっていきます。
いかがでしたか?
ストレス症状・胃腸の不調を緩和するために、自分でできる呼吸法があるのですね。
どうぞお試しください。
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