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中心軸は2本?!【バランスよく立つ】ための考え方・実践法2選|一軸・二軸
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2023.05.30
目次
中心軸は2本?!【バランスよく立つ】ための考え方・実践法2選|一軸・二軸【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
立った時の体の「中心軸」というと、かかしのように「一本」軸が通っているイメージがあるかもしれません。
一方、例えば電車はレールが2本あって、左右に重さを分散しています。
人間も、足が2本あるので「二本」軸を作るイメージを持った方が、バランスよく立てそうでしょうか。
今回は、体の軸が「一本」「二本」の考え方と、バランスのとり方について、動画付きでご紹介します。
▼目次
① 中心軸が一本「一軸」の考え方とエクササイズ
② 中心軸が二本「二軸」の考え方とエクササイズ
① 中心軸が一本「一軸」の考え方とエクササイズ
《考え方》
頭頂部から背骨、脚の内側を通って足裏を抜ける、一本の体の中心軸をイメージしてみましょう。
実は、姿勢を維持するインナーマッスルは、一本の中心軸に体をまとめる(集める)ように働く筋肉です。
内臓が広がって零れ落ちないように、背骨の方に集め、脚がО脚になって広がり過ぎないように、内側に寄せます。
《エクササイズ》
●四つんばいでフィットローラーを膝に挟みます。
息を吸って、吐きながら膝でフィットローラーをつぶす力を入れます(中央に集める力)。
内もも、骨盤底、下腹、背骨をまっすぐ伸ばす筋肉などに同時にスイッチが入り、中心軸を作ります。
●立って、バスタオルやブロックなどを内ももに挟んで、片足立ちをします。
これも、内ももで挟むことによって、中央に集める力を鍛えながら、同時に骨盤底・下腹・背骨を伸ばす力など
中心軸を強化する筋肉が活性化します。
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② 中心軸が二本「二軸」の考え方とエクササイズ
《考え方》
私たちは2本の脚があります。微妙に左右の足に重心を交互に移しながら、全体としてバランスを取り続けて立っています。
テニスのサーブを待つ時、左右どちらにもすぐ反応して動けるように、ゆらゆらと揺れながら、バランスを取るように立っています。
中心の1本ではなく、2本の軸があって、行ったり来たりしながら全体としていつもバランスを取るようになっています。
《エクササイズ》
写真のように、ハーフポールに片足ずつ乗せて、バランスを取って立ってみます。
それぞれの足でバランスを取りつつ、左右に重心を移しても、すぐに中心に戻ってこられるように意識してみます。
【関連記事】『中心軸で立つ』は本当に安定するのか?!安定する意識の持ち方とは。【姿勢美人への道~イメージエクササイズ】1896日目
動画でチェックしてみましょう。
いかがでしたか?
スポーツ選手もそうですが、場面場面で、役に立つ考え方を採用しながら、バランスを取って立つことができます。
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