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【プチ・リトリートのすすめ】日常を離れて気軽にストレス解消|外でヨガ・脱スマホ…
- 心の健康に関するコラム
- 2025.05.02
【プチ・リトリートのすすめ】日常を離れて気軽にストレス解消|外でヨガ・脱スマホ…
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
仕事、家事、日常の人間関係などで日々追われるように生活して、疲弊していませんか?
忙しい日常生活からいったん離れて、ストレス解消をしたり、自分や日常生活を違う角度から見つめなおしたりする
『リトリート』が今、注目されています。
今回は『リトリート』の意味と、日常に気軽に取り入れる『プチリトリート』について、ご紹介します。
目次
1.リトリートとは?~日常を離れ「気づき」を得るメリット
リトリートとは、日常から離れ、心身をリフレッシュさせる旅という意味合いがあります。
ただ、観光と違うのは、静かに自分自身と向き合い「気づき」…新しい発見を得ることが、目的のひとつであることです。
例えば、仕事や家事できゅうきゅうとして生活していたのが、自然の中でゆっくり自己を観察したら
・呼吸が浅くなっていたな
・肩に力が入っていたな
・そんなに頑張らなくてもいいかもしれないな
・リラックスするって心地いいな
などと、余裕を持って気づくことができます。
リトリートをすることで、狭くなっていた視野が広がり、日常生活をポジティブにとらえなおすことができ
心身がリラックスして、よい方向へ進むことができます。
2.リトリートをもっと気軽に~プチリトリートとは?
遠くのリゾート地まで何泊もかけて泊りに行かなくても、リトリートの要素は気軽に取り入れることができます。
リトリートで得られる「気づき」「リラックス」「リフレッシュ」を、より短時間で身近な環境で得る活動を「プチリトリート」と言っています。
かなり身近な例で言うと
・木の幹を触ってみる
・星空を眺めてみる
・花の香りをかいでみる
と、ほんの一瞬、日常のせわしなさから離れてリラックスし、ホルモンの分泌が良くなります。
『あぁ、自然に気づくことを忘れていたな』『心地いいな』と、普段使わない感覚を使って「気づく」ことでしょう。
3.プチリトリートの例~外でヨガ・デジタルデトックス…
それでは、数時間で完結する気軽な「プチリトリート」の例をご紹介します。
●スマホを置いて出かける
スマホがあると、メールをチェックしたり、ネットサーフィンをしたりして、頭が落ち着きません。
呼吸が浅くなり、肩に力が入り、自分自身に対する気づきが無くなってしまうので
あえて、スマホを触れない場所に置いて、出かけてみましょう。
スマホに関することを忘れて、何をしますか?何を考えますか?何に気づくでしょうか。
改めて客観的に、普段の自分の忙しさや無駄な時間の過ごし方などに気づくかもしれません。
スマホがないことで、かえってリラックスしている自分に気づくかもしれません。
●日常行かない自然の中へ行く
日常の通勤路やショッピングの場所ではなく、人が少ない自然の中を訪れてみましょう。
周りの目を気にせず、自由で開放的な気分になれる場所がいいです。
特に外は、太陽の光が自律神経の働きを整え、緑の香りが癒し効果を与え、自然の持つゆらぎが人間の波長を整えてくれます。
普段人工的な場所でブルーライトを浴びて暮らし、人工添加物の入った加工食品を摂っていると
私たちが本来持つ自然のリズムを乱し。ストレスが溜まります。
自然の中へ行くことで、人間本来の健康的な状態を取り戻します。
●時間を気にせず歩く
普段「17時までに帰らなければ」「12時までに終わらなければ」などと時間に追われて生活していると
ついその癖で時間を気にして急いでしまいます。
しかし、プチリトリートは歩くことそのものでリラックス・リフレッシュ・気づきを得ることが目的て
目的地を決めて観光することが目的ではありません。
右、左、右、左と歩を進めててくてくと歩いているそのこと自体を心地よく感じながら、時間を気にせず歩いてみましょう。
歩く、深呼吸をするなど、リズミカルな運動は、セロトニンという幸せホルモンを分泌することが分かっています。
●外でヨガをする
ヨガは、自分のペースでポーズを取りながら、呼吸の様子や伸び感・違和感などを内観します。
「動く瞑想」でもあり、自分自身と向き合って「気づき」を得る点ではリトリートと同じです。
さらに、外の自然の中でヨガを行うことで、自然の持つ癒し効果・リラックス効果と相まって
よりリトリート効果を高めさせてくれます。
また、ヨガのポーズは日常生活ではしない体勢が多く含まれ、関節の可動域をたくさん使います。
普段使わない筋肉や神経を使うことで、夢中になり、常識で凝り固まっていた視野を広げさせてくれます。
ヨガの持つ非日常性と、自然を掛け合わせることで、より身近な環境でもリトリート効果を得ることが可能です。
4.外でヨガをするアウトドアヨガの例~パークヨガ・ビーチヨガ…
外で行うアウトドアヨガには、どのような場所・種類があるでしょうか。初心者向けのものから順にあげていきます。
①パークヨガ
…公園の原っぱで行うヨガ。芝生に座るピクニック気分で気軽に行うことができます。
②ビーチヨガ
…砂浜で海を見ながら行うヨガ。リゾート地の宿泊施設のオプションプログラムにある場合も。
③森林ヨガ
…森の中で行うヨガ。リゾート地の宿泊施設のオプションプログラムで、森林セラピーとセットになっている場合も。
④ハンモックヨガ
…森の木の下などでハンモックを吊り下げて身体を預けて行うヨガ。逆さまになることもできる。
⑤サップヨガ
…サーフィンよりも大きく安定したボードに乗り、海や湖などで行うヨガ。水の近さとバランスを楽しめる。
5.まとめ
リトリートとは、日常を離れ、自分とゆっくり静かに向き合うことで、気づきを得るリラックス&リフレッシュ活動のことをいいます。
とはいえ何日間も家を空けることができない時に、数時間~1日で気軽にできるリトリートを「プチリトリート」といいます。
スマホを持たずに出かける、日常行かない自然の中へ行く、外でヨガをするなど、意外と手近でできることがあります。
筆者は外でヨガをする「アウトドアヨガ」をプチリトリートの方法として主催して17年になります。
下記に詳細も載せましたので、興味のある方はご覧ください。
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)
大学卒業後小学校教員となるも、心の不調で退職。心身の健康を求めてヨガ・ピラティスインストラクターの道へ進む。
心の不調を克服しただけでなく、正しい身体の使い方を身につけることで、長年の腰痛や反り腰・頸椎症・胃腸の張りなどを克服できることを知る。
姿勢改善を重点に置いた独自のエクササイズ・分かりやすい指導に定評がある。アウトドアヨガによるリトリートも長年行う。
◇インスタグラム https://www.instagram.com/reikomitaku/
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