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【筋肉痛】運動しているのに筋肉痛に「ならない」理由4選|現役インストラクターが答える【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2022.09.13
目次
【筋肉痛】運動しているのに筋肉痛に「ならない」理由4選|現役インストラクターが答える【動画あり】
こんにちは。美姿勢&ヨガ・ピラティスインストラクターの美宅玲子です。
突然ですが皆さんは、筋肉痛になるのは好きですか?
「痛いからできればなりたくない」という方が多いと思いますが、中には
「筋肉痛になると『運動した!』という達成感があるから、筋肉痛になりたい。」という方もいます。
皆さんはいかがですか?
今回は、そうした「筋肉痛になりたい!」方から「運動しているのに、なぜ筋肉痛にならないの?」という疑問をいただいたので
主に4つの原因について説明したいと思います。
▼目次
① 効率の良い身体の使い方ができている
② うまく神経が使えていない(指令が通っていない)
③ 筋肉への刺激が少ない
④ ごまかして動いている
① 効率の良い身体の使い方ができている
運動をしても筋肉痛にならない一つ目の理由は、すでに理想的な効率の良い身体の使い方ができているからです。
例えば、上の立ち木のポーズをした場合、片足でバランスを取るときに、バランスのいい体の位置で立っていれば
それほど無駄な力を使わないので、筋肉痛になることはありませんが
グラグラするのを止めるために、足指を過度に曲げたり、重心が前のめりになったまま止まろうとしてももの筋肉を過度に使ったりすると
すね・ふくらはぎやももの筋肉が不必要にたくさん使われる分、筋肉痛になることがあります。
② うまく神経が使えていない(指令が通っていない)
運動しても筋肉痛にならない2つ目の理由は、運動する筋肉に指令を与える神経が、うまく使えていないことです。
例えば上の腹筋運動の写真では、右の肋骨と左の腰骨を近づける腹筋を使うのですが
運動初心者の場合、そうした筋肉を意識して使ったことがないので、神経回路が構築されていない分
神経がうまく筋肉に指令を渡せず、一応形は同じようにできても、筋肉には効いていない(筋肉痛にならない)ことがあります。
この原因の場合は、何度も運動を繰り返しながら、脳から神経を通して筋肉に、体の動き方の指令を通す練習をすることで
ある時から突然、筋肉痛になり始めます。
③ 筋肉への刺激が少ない
運動しても筋肉痛にならない理由3つ目は、筋肉への刺激が少ないことです。
例えば、普段から階段を使ったり、重たい荷物を持ったりして、筋肉にある程度負荷をかけた生活をしている人は
それと同程度のウエイトを持ったり、動きをしたりしても、慣れている分筋肉痛にはなりません。
普段の生活よりも大きい可動域を使い、大きいウエイトを持ったり負荷のある運動をしたりするからこそ
筋肉が一度壊されて、それを修復しようとする過程で起こる筋肉痛になるのです。
④ ごまかして動いている
運動しても筋肉痛にならない理由の4つ目は、本来運動によって効かせたい筋肉を使わずに、代わりに自分が得意とする筋肉を使って
運動をしていることです。
例えば、上の写真の英雄のポーズは、本来、股関節を広げ前後の筋肉を均等に使い、腹筋を使って骨盤を立てて行うのですが
腹筋が弱い人や、ももの表や脚の付け根を縮めることが得意な人は
骨盤が前脚の方へ傾いて、主に前足のももの表や脚の付け根の筋肉に偏って(普段からそこを優先して使う癖がある)使うので
本来もっと使いたいお尻やもも裏、腹筋は筋肉痛になりません。
正しいフォームで運動をすることで、普段のクセで力が抜けがちで使えていなかった筋肉も活性化して、筋肉痛になるようになります。
いかがでしたか?思い当たる節はありませんでしたか?
これらの原因は、一人で運動していると気づきにくく修正も難しい傾向があります。
最初は特に指導者について運動をすることで、正しいフォームが身に付き、効果的に運動できるようになります。
もちろん筋肉痛にもなります。
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