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【腹筋運動をすると首が痛い】ピラティスインストラクターが答える|なぜ?どうしたらいい?|お悩み解決コーナー【動画あり】
- 身体・姿勢・健康に関するコラム
- 2022.07.17
【腹筋運動をすると首が痛い】ピラティスインストラクターが答える|なぜ?どうしたらいい?|お悩み解決コーナー【動画あり】
■著者:美宅玲子(ヨガ・ピラティス・美姿勢インストラクター)HP: https://mitakureiko.com
ピラティス・エクササイズを経験して
・腹筋運動をすると首が痛い
・頭や首を持ち上げるように動かすと、首が痛い
という印象を持ったことはありませんか?
首が痛いから、ピラティスが不快で断念した方もいるのではないでしょうか。
それは、腹筋の使い方と首・頭の動かし方(イメージ)が間違っているからです。
今回は、首が痛くならない腹筋運動のやり方と、体の動かし方・イメージのコツを、動画付きでご紹介します。
目次
① 腹筋運動で首が痛くなる理由
腹筋運動で首が痛くなる理由は
・首を曲げて、最短距離で頭を前に引っ張ってこようとする
からです。
腹筋運動というと、上体を起こさないといけないと思うので
焦って頭だけでも前に引っ張ろうとしてしまいます。
しかし、それでは腹筋が使えないどころか、首を不自然に曲げて痛めてしまいます。
腹筋が十分に使えない分、頭を引っ張って、上体を起こした「つもり」になりたくなるのですね。
気持ちは分かりますが、腹筋を鍛える効果がないので、まずは正しい腹筋の鍛え方を学びましょう。
② 正しい頭と首の位置とイメージ
当然ですが、頭は背骨の延長にあります。
頭は、どのような体勢にあっても背骨の延長にあり、首が伸びて頭が遠ざかる(ヘルメットを引っこ抜くように)場所にあると
自然で痛めにくいです。
自然な背骨の伸びた位置の延長に頭が来ていれば、首肩の筋肉に負担がかからず、痛めにくいですが
頭の位置が自然な背骨の伸びの延長から外れていると、首肩の筋肉に負担がかかってしまい、痛めることになります。
③ 首が痛くならない、正しい腹筋運動のやり方
それを踏まえて、腹筋運動を行ってみましょう。
膝を立てて仰向けになります。
両手で頭蓋骨を持ちますが、ヘルメットを持って引き抜くようにしましょう。
お腹の上にボウリングの球を乗せたように凹ませ、腰を広く重たく床に沈めるイメージで腹筋を使いましょう。
・前に頭を「上げる」のではなく
・腰で床を「下へ押す」
その結果、頭が勝手に上がってくるのですが、その際頭を首から引き抜く方向に、引き伸ばしましょう。
頭は背骨の延長にあり、自然な位置なので、首を痛めず
なおかつ頭を引っ張らない正しい腹筋の使い方をすることで、快適に効果的に腹筋を鍛えることができます。
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